第40弾!顎ワークの意味を考えるの巻。2018.3.1

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こんにちは、松本淳です。

やっと京都も温かくなってきました。

春ですね、春。

私はお花の咲く春が一番好きです。

あ、そして先日42歳になりました。

おめでとうメッセージが日本人よりケニア人の方が多かったという(笑)

生まれる国を間違えたのかもしれません。

このメルマガもお陰様で40回目です。

お役にたっているかどうかは分かりませんが、ご購読ありがとうございます。

最近YOUTUBEで色々と投稿しています。

観て下さっている方おられますか?

実は人前で話すのって凄く嫌なんですよね。

偉そうに喋ってないかとか、いろいろと考えて今までしてこなかったんです。

ブロガーのはあちゅうさんが、書けたら話せると言っていたので、

試しに撮ってみたら、これがまた面白かったんです。

何がって、自分が話している自分のイメージと全然違うんですよね。

力説してたつもりなのに、めっちゃソフトやん?みたいな驚き。

誇張や誇大が嫌いなので、無意識のうちにそういうのも省いているんですね。

だからソフトになる。(笑)

これって一般の人には伝わらないだなろうなとも思いました。

専門家は嘘を見抜きますから専門家が聞きやすい話し方なのかもしれません。

でも回を重ねていくと慣れますね。

セルフイメージへの思い込みって意外と思い込みに過ぎないと思いました。

恥ずかしいと思って躊躇してたら、そのまま人生が終わるんだなと。

あと、人って意外と誘ったら来るもんだなと最近気付きました。

今まで来たかったら来るだろうと思っていました。

だから来て下さいって言わない人だったんです。

でも躊躇している人ってかなり多くて、そういう人に来ますか?って聞いたら、

喜んでくるんですよね。

やっぱり思い込みを棄てる事ですね。

歳を取ると思い込みが強くなる。

あー、歳取るのいや(涙)

で、今回のテーマは、顎ワークの意味を考える!

私は顎ワーク歴2年ですが、2年でどのような変化があったのか。

1年目で鼻呼吸が出来るようになって虫歯が無くなっていきました。

顔の吹き出物が圧倒的に減りました。

そして2年目の冬は、初めて乾燥で指先が割れなくなったんです。

口呼吸は慢性的に脱水しやすいんですね。

鼻呼吸による保湿力アップで肌の乾燥が無くなっていっているのかと思います。

肌というのは目に見える所ですが、実は肌だけではなく体内の水分保持も変わっているはずです。

プロフェッショナルセミナーに去年参加されていたМさんは、踵のひび割れが無くなったそうです。

彼は昔から知っていますけど、言葉を発する事に障害を抱えていたんですね。

脳の障害かと思っていたんですけど、実は顎だったんです。

彼は顎がなかなか開かなくて、顎ワークが出来るようになるまで5カ月位掛かったんです。

顎が開くにつれて言葉もスムーズに発せられるようになってきました。

顎が開く開かない、声が出る出ないって性格形成にも影響を与えるのかなと思います。

声が出ないと性格も内向的になっていくのかもしれません。

私がYOUTUBEで喋るようになったのも、もしかしたら顎ワークによる変化かのかもしれません。

いつの日か、人前に出るのが嫌という私の性分も変わっていくかもしれません。

ナチュラリゼーションは面白いですね。

まだまだ止められそうにありませぬ。

では、またお会いしましょう!

VALETE!

第39弾!トップスピードで駆け抜けろ!2018.2.15

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こんにちは、松本淳です。

今年は例年に無く寒い冬ですね。

先日、0℃位の公園でびしょびしょになって朝練をしていて、流石に心が折れました。

これって修行なのか、自己虐待なのか。。。(笑)

私は春が好きなので、春が待ち遠しい限りです。

最近オフィシャルページを開設してからまたブログを書きだしています。

昨年はパクられる事に悩んでいた時期で、情報をあまり出してませんでした。

情報も眠らせていても何の価値も無いですし、水と一緒で溜めておくと濁るんですね。

情報を全部出し切ると枯渇してしまいそうですが、私の場合は逆なんです。

空っぽにするとまた新しい情報が生まれてくるんです。

そうなら情報を出しまくった方が私自身の為になるんですね。

それを他人がパクるにしても理解するのに時間が掛かる訳です。

私は理解してから書いている訳ですから、この時間の差は埋められないんです。

情報をトップスピードで大量に出せば出す程、誰もパクりで着いて来れなくなるんです。

まあそういう訳でして、これから出来る限り大量に情報を出していくつもりです。

ナチュラリゼーションの普及に関しても、他人に広めてもらおうみたいな考えがありました。

しかし、生み出した私と学んでいる人との間にはやっぱり雲泥の差がある訳です。

私が生み出した訳ですから、一番理解している私が先頭に立って広めないといけないと思い直しています。

前回の一割の法則じゃないですけど、セミナーに来られた治療家の一割の方は本当に実践されているんです。

九割はナチュラリゼーションの美味しい所だけを取り入れる方で、それはそれで良いと思います。

一割の方は本当に断捨離をしておられます。

ベッドも棄てて、治ろうとしない患者も棄てて、そうなると経営は厳しくなります。

バイトを始めたり、農業を始めたりされています。

私もそうでしたから、別に可哀そうだとは思わないんです。

あー、この方達は本当にゼロからナチュラリゼーションをされているんだなと感動すら覚えます。

そこから繁栄していくには数年掛かると思いますが、心より応援したいと思っています。

こういう方達とは一生繋がっていけるかなと。

そんなこんなで、また今年も頑張っていこうかなと思います。

では、みなさん次は三月にお会いしましょう。

もうすぐ春ですね♪

新コーナー

五十肩は手のターンアウトで治るよ。

第38弾!ナチュラリゼーションという禁断の果実。2018.2.1

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こんにちは、松本淳です。

日本列島は寒さのピークですね。

何年も風邪をひいていない私も風邪をひきました。

まあ一日で治りましたけどw

馬鹿じゃなかったのかなぁとちょっと安心しています。

皆さまのナチュラリゼーションの調子は如何ですか?

最近ちょっと気になった事があります。

ナチュラリゼーションを治療に取り入れている先生方の反応がちょっと薄いんですよね。

私の予想ですが、患者が自然に治っていって通わなくなってしまったというジレンマを抱えていませんか?

私にとっては通い続けられる事の方が苦痛だったので、治られて通わなくなる事は良しと考えています。

これは相反する事であって両方を取る事は出来ないんですね。

ですから、通わなくなる事が苦痛な方はナチュラリゼーションを棄てた方が良いかもしれません。

9割の人は人に治してほしい訳です。

自分で治そうとする人は1割です。

私は9割を棄てて1割だけを顧客と考えています。

価値はお金に換えられる。

一時的に楽するという価値、自分で根本的に治すという価値。

9割の人はナチュラリゼーションの顧客ではありません。

1割の自分で治したい人が顧客なのです。

しかし、そういう人は治療院にはあまり来ないです(笑)

その1割は来院者ではなくて、マーケティングによって見つけるんですね。

マーケティングするにはまず情報を発信する事です。

私もブログを書きだしてから8年になります。

情報発信無しにナチュラリゼーションの顧客を集めるのは難しいかもしれません。

一方、治療家よりもインストラクターの方には好評です。

何故ならベッド治療をされていないし、前述の1割の方を対象にされているからです。

日本のフィットネス人口もたしか1割だったように記憶しています。

1割の法則ってあるんですかね?

何でも本質を求める人の割合って決まっているように思います。

私は人を簡単に手放すといいますか、成長の為に私の元から飛び立つ事を応援しています。

全国のナチュラリゼーショントレーナーの元に通ってくださいと応援してますし、

ナチュラリゼーションされてなくても良い人ならそちらに行く事も応援しています。

皆がその考えでしたら人は自然と廻るんです。

まあ、皆が善人だったらという仮定ですが。

実際は1割の人との間でしか人は廻っていません。

9割の人は徳をキープしちゃうんですよね。

私は1割もいてくれてありがたいと思っていますが、友達曰く、お前アホかと(笑)

私はこの徳のループ、ラッキーのループを大きくしていきたいんです。

この一年以上ラテン語を勉強していますが、今日良い格言と出会いました。

Carpent tua poma nepotes.(あなたが栽培した果物は子孫達が収穫していく。)

自分で栽培もせずに収穫する事ばかり考えてちゃいけないんですね。

ナチュラリゼーションが後世の人達の役に立つ事を願っています。

では、またお会いしましょう!

Chao!

新コーナー

手は使えば使う程硬くなる。このストレッチで肘が伸びないうちはナチュラルではない!

腕橈骨筋のストレッチ1 

腕橈骨筋のストレッチ2 

進化機能解剖学6 足の進化論2

足のアーチは、現代ではホモ・サピエンス特有の構造であり、同じヒト科の動物であるゴリラやチンパンジーには無いものである。

(1)

(1)の図のように、チンパンジーの足にはアーチ構造が無く、母趾は大きく外に開いている。

これは樹上生活で枝や蔓を足で掴む行動をしているからである。

我々ヒトとチンパンジーの先祖はおよそ700万年前に分岐したと言われ、ヒトはその後樹上生活を止めて地上へ下りてきたと言われている。

チンパンジーと分岐した後、現在までに発見されている最古のヒト科ヒト属の先祖が「サヘラントロプス」である。

サヘラントロプスはおよそ700〜600万年前に生息していたと考えられている。

年代は少し新しなって、およそ440万年前に生息していたとされる「アルディピテクス・ラミダス」の化石が発見された。

彼らの骨格のイメージはこのようになっていたと想像される。

(2)

彼らは樹上生活と地上生活を行き来していたと想像され、地上では直立二足歩行をしていたようだ。

足の構造も現代のヒトとチンパンジーの中間くらいの構造をしており、母趾は外転していた。

タンザニアのラエトリの370万年前の地層から発見された有名な旧人類の足跡のイメージを次に示す。

(3)

Aは現人類の足跡、Bは現人類が膝と股関節を曲げた歩容で付く足跡、Cがラエトリで発見された足跡である。

Bは直立二足歩行をまだ完全に獲得していない旧人類の歩容を模倣した足跡である。

CがBと異なり、Aと類似していることから、ラエトリの足跡は現人類に近い直立二足歩行を獲得した旧人類のものと考えられてきた。

どの種の人類かを断定することは出来ないが、アウストラロピテクス・アファレンシスの足跡であったと想像されている。

アウストラロピテクスの化石の分布は、人類が発祥したと言われる東アフリカを中心としたアフリカ大陸であったが、200万年前頃から現れたホモ属はヨーロッパやアジア大陸まで進出していった。

これはホモ属の歩行能力がアウストラロピテクスよりも進化していることを示してる。

そして、このホモ属はアウストラロピテクスが行っていなかった狩猟採集生活を始めたのだ。

つまり、ホモ属の足は直立二足で長い距離を走ることに適応したのだ。

外転した親趾は歩行や走行には邪魔でになるため、走ることを得意としている多くの哺乳類は親趾を退化させた。

ヒトの先祖は樹上生活に適応させるために、親趾の機能を進化させてきた。

現代のヒトの手と同じように、物を掴めるように進化させてきた。

樹上生活を止めたヒトの先祖は、陸上での効率的な直立二足歩行のために親趾を退化させるか進化させるしかなかったものと考える。

そして、ヒトの先祖は親趾を退化させるのではなく、内転位に変形させ、前方へ向けることで地面を親趾で押すという進化を選んだ。

歩行時に親趾を背屈させることで歩行の効率を上げていったとされる。

ホモ属だけが足のアーチを獲得し、ウィンドラス機構と呼ばれる直立二足歩行に効率化をもたらす機能を手に入れた。

(4)

このウィンドラス機構によって、重心移動の効率化、着地衝撃の吸収力、そしてバネとしての反発力を得ることができた。

アウストラロピテクス以前の直立二足歩行はチンパンジーと類似した、股関節と膝関節を屈曲させた姿勢だったと想像されている。

ホモ属は足のアーチを獲得することによって、衝撃吸収と反発を股関節と膝に依存させる必要が無くなったのだ。

そして、ホモ属は膝と股関節の完全伸展を獲得し、その結果、腰椎は前湾し、脊柱のS字形を手に入れた。

歩行能力を進化させていったホモ属は、アフリカを出て全世界へと拡散していったのだ。

リーバーマンによると、ヒトは狩猟採集生活で走ることによって足のアーチを獲得したとされる。(5)

しかし、これはまだ仮説であり、走ることで足のアーチが進化したのか、足のアーチを獲得した後に走れるようになったのかは分かっていない。

私の仮説では、足のアーチを獲得した後に走れるようになったのではないかと考えている。

母趾を背屈させて母趾で地面を押すという環境で足の内側アーチは発達していく。

自然環境でのこの動作は、傾斜のある山を登るということである。

私の開発したダイナミックアーチというのは、その環境を模倣して平地で行うものである。

足のアーチの起源を探る旅で私を悩ませてきたのは、ヒトだけが足のアーチを持っているということである。

そのため、ヒトの赤ちゃんが立ち上がって歩くことによって、足のアーチを発達させるものと考えてきた。

系統発生を純粋に反復するとすれば、その理論は正しいはずである。

しかし、ヒトの個体発生の過程を見ると、赤ちゃんは這うときに母趾を背屈させて地面を押しているのだ。

生まれた時はサルのようなアーチの無い足だが、這うときに既にアーチ形成のための準備運動を始めているのだ。

これを模倣した運動がクラシックダイナミックアーチである。

個体発生は系統発生を繰り返すというのが反復説であるが、実際には時系列的に正確に反復するとは限らず、必要に応じて修正されているはずである。

リーバーマンの仮説を信じて、裸足で走る人々が一時的に増えた時代があった。

しかし、大多数が困難に直面して挫折していった現象があり、私は彼の仮説に疑問を抱いてきた。

靴が足の発育に弊害をもたらすことには同意するが、それよりも深刻なことは乳児期に靴下を履き、アーチ形成を阻害する悪習慣である。

レッスン8の足のアーチのワークでは、樹上生活を模倣した足ゆび歩きで足裏の筋肉を発達させるワークを最初に導入した。

その次に、母趾の背屈からの屈曲というダイナミックアーチで足のアーチを形成するワークを導入した。

ヒトの先祖が樹上生活で過ごし、そして大地に降りて直立二足歩行で歩きだしたという進化の歴史を再現したのである。

参考文献

(1)Elftman, H. and Manter, J. (1935a). Chimpanzee and human feet in bipedal walking. Am. J. Phys. Anthropol. 20, 69-79.

(2)Image of Sahelanthropus courtesy of Michel Brunet; drawing of Ardipithecus copyright © 2009 Jay Matternes.

(3)David A. Raichlen, Adam D. Gordon, William E. H. Harcourt-Smith, Adam D. Foster, Wm. Randall Haas, Jr PLoS One. 2010; 5(3): e9769.

(4)Hicks, J. H. (1954). The mechanics of the foot. II. The plantar aponeurosis. J. Anat.88, 25-30.

(5)Daniel Lieberman,The story of the human body:Evolution, Health, and Disease,Vintage,2014

進化機能解剖学5 足の進化論1

系統発生の歴史の中で、人類の先祖が四足歩行から二足歩行を獲得したことで、足の役割は大きく変化しました。

体重の支持を四点から二点に減少させることは、姿勢制御において不利になったと言えます。

人類の祖先は、いきなり四足から二足で立ったわけではなく、樹上でサルのような生活をしてから地上へ降りてきたと言われています。

樹上で、手で枝を掴みながら直立二足歩行と類似した移動様式を学習してきたとも言えます。

地上では、掴む枝もないわけですから、完全に両足二点だけで姿勢を制御しなければならなくなりました。

したがって、足の姿勢制御の機能は、数段階進化したものと考えられます。

踵を地面に着くことで、足を点ではなくて面として機能させることで姿勢制御能力を向上させていきました。

ABCという三点支持で足裏を面として機能させています。(1)

支持基底面を広げて姿勢制御を安定させているわけですが、もう一つ重要なことがあります。

それは、足裏のセンサーとしての機能が、直立二足歩行では必要不可欠なファクターなのです。

人間の足裏の面積は、基底面としてだけ直立二足支持の定性を得るには不十分なのです。

直立二足歩行ロボットASIMOでさえも、足裏の面積は人間のそれよりもかなり広く設計されています。(2)

すなわち、小さい人間の足裏の面積で直立二足支持を制御するには、高度な足裏のセンサーが必要になるのです。

足裏のメカノレセプターという感覚器からは、地面の形状や傾斜、足部の関節の角度、そして圧力などの情報が中枢神経へ伝達されます。

こういった感覚器としての機能のレベルを数段上げないと、直立二足歩行は不可能なのです。

最新鋭の直立二足歩行ロボットATLASは、ロボットには困難だった足裏の二点支持だけでの歩行を可能にして世間を驚かせました。(3)

https://youtu.be/_5PtxHsr038

最先端のロボット技術は、人間に近い動きを可能にしましたが、我々は既にそれ以上の高度なセンサーを足に備えているのです。

では、人間の足に戻りましょう。

足には、26個の骨と沢山の足底筋群が存在します。(4)(5)

(4)
(5)

これらが全て正常に機能しないと、人間の姿勢制御は困難になります。

乳児期の足の発達不良だけではなく、靴を履く生活によって、足の機能は慢性的に制限された状態になっています。

足のセンサー機能の低下は、古いロボットのような動きでしか自身を制御できないこと意味します。

レッスン5の動画に、「裸足ウォーク」というメニューを入れたのは、制限された足の機能を回復させるという意図があります。

参考文献

(1) 中村隆一、斎藤宏、長崎浩(2003)「基礎運動学 第6版」医歯薬出版株式会社

(2) ダンスを踊るASIMO 2011年モデル。Hondaウエルカムプラザ青山にて。,https://ja.wikipedia.org/wiki/ASIMO#/media/File:ASIMO_2nd-gen_model_dancing.jpg2019年5月17日アクセス.

(3) Atlas Walking over Partial Footholds,https://www.youtube.com/watch?v=_5PtxHsr038&feature=youtu.be2019年5月17日アクセス.

(4)、(5) Frank H.Netter、相磯貞和訳(2004)「ネッター解剖学アトラス(原書第3版)」株式会社南江堂

第37弾!骨盤後傾病を撃退する!の巻。2018.1.15

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こんにちは、まつじゅんです。

皆さま、お正月は如何お過ごしでしたか?

私は家に引きこもって駅伝ばかり観てました。

選手の走りがどうのこうのと独り言を呟いたり、

ケニア人選手を観て、友達のケニア人も日本に連れてきたいなとかとか。

最近はテレビもあまり観なくてなっていまして、夜も9時に寝るという生活w

夜って無駄やなって最近思うんです。

夜は消費しかしていない。

無駄な時間を消費して、無駄なお金も消費して。

朝は生産、夜は消費。

そうなら夜を棄てて朝早く起きようかなと。

それに気付くのに40年も掛かったなんて馬鹿ですね、私。

それはそうと炬燵でテレビばっかり観ていると体はどうなるのか?

骨盤が後傾しただらっとした姿勢で観てしまうものです。

正座してテレビ観いてる人ますか?

まあ、この骨盤後傾というのが姿勢に関しても運動に関しても厄介なんですね。

治そうと思ってもなかなか治らないんです。

原因は何かと考えると、赤ちゃんの時にお座りとハイハイをしっかりしていないからなんです。

赤ちゃんのお座りの時期に背もたれがあると骨盤が起きないんですね。

赤ちゃんに背もたれは要りません。

以前にも書きました靴下の害もそうですが、今の現代の環境でもちょっとした知識があるだけで、

赤ちゃんの成長を妨げずに済むのです。

しかし、このお座り不足というのは大人になってどうしたら良いのか分かりません。

座禅を組むくらいでしょうか。

ナチュラリゼーションにどう組み込もうかと悩んできました。

私の教室に二年間毎週通ってくれているある少年の話なんですが、

この骨盤後傾だけは治らなかったんですね。

二年掛けても前屈も開脚も出来ないんです。

ナチュラリゼーションの限界なのかなとも思っていました。

骨盤前傾というのは、お座りとハイハイで形成されると考えています。

ハイハイもこの少年と一緒に100メートルはしてきたんです。

しかし、なかなか骨盤前傾出来ない。

ハイハイもキロ単位でやらないとダメなのかなと。

流石にキロ単位のハイハイを行うのは酷です。

さてどうしよう。

ここで諦めないのが私の変態たる所以ですw

ハイハイは下の写真のように骨盤で体重を支持する運動なんですね。

写真の緑の線です。

よし、ここに数倍の圧を掛けてみよう。

名付けて『ハイハイエックス』

動画では見えづらいですが、両手で寛骨に圧を掛けているんです。

骨盤のクランク運動まで手で誘導できるという優れものです。

普通の人が見たら単なるお馬さんごっこですね。

ハイハイ不足だった人はまず出来ないですね。

ハイハイが出来ているようで出来ていない人が一発で分かります。

これはめちゃくちゃキツイんですけど、立った瞬間に感じます。

あー、これが骨盤で立つということか!!!

今まで出来ているつもりだったワン!!!

このハイハイエックスをやり出してから、動画の彼もあの少年も骨盤が前傾してきたんです。

いやー、ナチュラリゼーションに終わりは無いですね。

私が知らないだけで。

危機とか不可能に直面した時がチャンスですね。

この人を何とかするんだという思いがあれば、知恵は湧いてきます。

逃げ道を作っていると知恵は湧いて来ない。

ですから敢えて危機を探して危機に向かわないとダメですね。

メッシが敢えて敵に向かってドリブルしていくみたいな。

では、今年も宜しくお願いいたします。

Chao!

第36弾!今年も止まらないハァーハァーッ♪2018.1.1

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止まらない♪ハァーハァーッ♪

ナチュラルデイズ♪ハァーハァッ♪

こんにちは、自称ナチュラリストまつじゅんです。

皆さま、明けましておめでとうございます。

今年もどうぞ宜しくお願い致します。

いきなりノリノリのテンションですみませんw

で、何故ノリノリなの?

年末に2017年を振り返ってですね、いろいろ考えてわけです。

私はこの一年で成長しただろうかと。

今年からスタートさせるナチュラリゼーション3.0の動画を撮ったんですね。

そして一年前に撮った2.0の動画と比較しました。

私は一年でどれだけ進化したのだろうか?

それとも変わっていないのだろうか?

私の理想とまではいかないんですけど、それなりに変わっていたんですね。

実はこの一年間、ナチュラリゼーションの量を何倍にも増やしてみました。

朝練というのを始めて、週3回90分位公園でやってきました。

暑い日も寒い日も。

これだけやって変化が無かったら、もう進化は終わってるのかなと日々そう思っていました。

ナチュラリゼーションは、もしかしたらもう完成に到達していてその先は無いかもしれない。

そう思いつつも、不思議と新しい動きやメニューがどんどん湧いてくるんです。

私は完全にイノベーター気質なんでしょうね。

思考回路が異質というかおかしいのかなと自覚はしています。

まあ、だから社会不適合者なんですけどね(笑)

私はインフルエンサーと言ってマジョリティに影響を与えられる人ではないです。

発掘する人間と発掘される人間は全く別なのかもしれません。

私に欠けていて、そして私が必要としているのはナチュラリゼーションという難解な有機配列を

誰にでも分かるように解読、翻訳してくれる人です。

私はナチュラリゼーションの原液を作る人なんです。

この苦いどろどろの原液をそのまま飲める人って、かなり勉強されてきた人か体マニアの人です。

この原液から美味しいカクテルを作れる人や、調味料として使える人が必要とされてくると想像しています。

そういう意味でプロフェッショナルセミナーには期待しています。

認定ナチュラリゼーショントレーナーの方々も増えてきまして、今年は福井と徳島からもご参加されます。

九州、沖縄、東北はまだですが、その地域にもトレーナーさんが生まれたら一旦終了するつもりです。

そしたら海外逃亡!(笑)

いや、海外進出ですw。

その前にもっと結果を残しておかないと(汗)

今年はどんな結果が生まれるでしょうか。

今年生まれる結果は4年前にやっていたことの結果なので今さらどうこう出来ないですけど。

今年もプロ野球目指している子もいますし、欲張りですけど今年も!

そして念願の陸上で日本記録を!

いや、これはまだまだ時間掛かりそうです、はい。

そう時間を掛けましょう。

最近は十年後の事ばっかり考えてます。

若い時は明日の事も考えてなかったのに。

今結果出なくても今は全然待てるんですよ。

私待つわ♪いつまでも待つわ♪

みなさま今年も宜しくお願いいたします!

松本 淳

進化機能解剖学4 肩の進化論1

ヒトの肩に関する機能解剖の研究は、昨今問わず、盛んに行われてきました。

しかし、その殆どはヒトを中心に捉えた研究であり、他種との比較解剖学や、系統発生学的に行われた研究は多くはありません。

今回は、ヒトの上腕骨の後捻角の特徴から、系統発生学的に進化の変遷を追跡していこうと思います。

まず、ヒトの上腕骨の形態を眺めてみましょう。

ヒトの上腕骨(前方面)(1)https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Humerus_ant.jpg より

上腕骨頭が肘の関節軸に対して後ろに捻じれていますが、これを後捻角といいます。

次に、他の哺乳類の上腕骨を眺めてみましょう。

哺乳類の上腕骨(後方面)(2) 
A:マングース B:ハクビシン C:ネコ D:タヌキ E:ノウサギ F:ニホンザル
http://tanzawapithecus.blogspot.com/2016/09/mysterious-supracondylar-foramen-of.html より

他の哺乳類では、ヒトのような後ろ捻れが殆どないことに気付きます。

四足歩行の哺乳類は、肩甲骨が矢状面近くに位置し、肩の動きも基本的には肩甲平面上で行われています。

次の写真は、国立博物館に保存されている二ホンオオカミの骨標本です。

二ホンオオカミ(3) https://blogs.yahoo.co.jp/j0715jp/9195759.html

二ホンオオカミの肩甲骨と上腕骨の位置関係をヒトのそれと比較してみましょう。

四足歩行の哺乳類は、だいたい二ホンオオカミと同じような肩関節を持っています。

ヒトの祖先は、数百万年前に直立二足歩行を獲得としたとされていますが、直立に伴い肩甲骨が前額面から30度に位置するようになりました。

簡単に表現すれば、肩甲骨が横から後ろに下がったことになります。

そうなると、四足歩行哺乳類の肩の形態のままでは、腕を外を向くことになります。

しかし、その形態では、手を口まで運ぶのは困難になり、捕食動作も困難になります。

私の考えでは、前腕の回内と上腕骨の後捻を獲得していくことで、捕食動作を可能にしていったのです。

一方で、ヒトは肩の自由度を拡大させましたが、上肢の回内・内旋動作により、肩関節は脆弱化していったと考えています。

上腕骨の内捻じれは、いわゆるインピンジメント症候群を引き起こしやすくなります。

ヒトの肩は、機能障害や脱臼を引き起こしやすい構造を持つことになってしまったのです。

肩の後捻角は、成人で平均30度であり、上腕骨頭の骨軸と肘関節の機能軸との差で計測されます。

肩の後捻角(4)

他の哺乳類の捻じれのない上腕骨をこれに当てはめると、後捻角は90度になります。

私が最初に、ヒトを中心とした解剖学と表現した理由は、ここにあります。

系統発生学的に考えれば、後捻角ではなくて、前捻角と表現されるべきです。

ヒトの解剖学の基本的なルールが確立されたのは、おそらく数百年前であったと考えると、ヒトを中心に考えられていたことは想像に難くありません。

昔のルールを踏襲してきたために、この後捻角が意味するところが誤解されてきました。

正確に表現すると、肘は外から内に捻じれてきたのです。

上腕骨の形態や橈骨神経溝の走行からも、その内捻じれを推測できます。

上腕骨(後方面)(5) https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Gray208.png より

ヒトを中心に考えるということは、ヒトの体を完成体と捉えてしまう間違いを招きます。

ヒトの祖先は直立二足歩行を獲得することにより、肩に関しては無理な動きを強いられてきたのです。

そのために、ヒトの肩は自由度を拡大させた代償として、その安定性を失ったのです。

ナチュラリゼーションにおける肩甲骨のターンアウトは、系統発生を遡ることにより、肩の安定性を再獲得させる意味があります。

参考文献

(1) Wikipedia,https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Humerus_ant.jpg2019,17,April accessed.
(2) 「福田史夫の世界」,http://tanzawapithecus.blogspot.com/2016/09/mysterious-supracondylar-foramen-of.html2019,17,April accessed.
(3) 縄文柴犬の『そら姫様』&飼い主の独り言,https://blogs.yahoo.co.jp/j0715jp/9195759.html2019,17,April accessed.
(4) Greenberg EM et al.2015.The Development of Humeral Retrotorsion and Its Relationship to Throwing Sports.Sports Health.
(5) Wikipedia,https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Gray208.png2019,17,April accessed.

2020年4月のレッスン&セミナー情報 Naturalization seminar in April,2020

2020年4月のセミナー&レッスン情報を更新しましたのでお知らせ致します。

4月19日(日)新宿ナチュラリゼーションEVO.セミナー

0歳~一般、アスリートまでご参加頂けます。

会場:Rental Studio My lesson 新宿 Cスタジオ  新宿御苑前駅 2番出口 徒歩1分

①10:00-11:30 会場:Rental Studio My lesson 新宿 Cスタジオ  新宿御苑前駅 2番出口 徒歩1分
②11:30-13:00 会場:Rental Studio My lesson 新宿 Aスタジオ Cスタジオの向かい側のビルになります。
ナチュラリゼーションEVO.のスタジオレッスン。あらゆる競技のアスリートから体にお悩みのある一般の方までご参加頂けます。前十字靭帯断裂等の外傷の治療も受け付けています。

受講料(税込)
プライベートレッスン 学生以下 2万円、一般 3万円

グループレッスン お一人様 学生以下 1万円、一般2万円

キャンセルは7日前までは無料です。6日〜前日はレッスン料の半額、当日は全額のご負担をお願い致します。

京都レッスンは料金は異なります。
ご予約お待ちしております。

会場:松本じゅん接骨院

お問い合わせ

ivanivankov@yahoo.co.jp

松本じゅん接骨院 075-741-6595 or 090-5659-0341

Naturalization EVO. Seminar will be held in Tokyo,April 19,2020. In this seminar you can learn the essences of Naturalization step by step. Naturalization is the name of the exercises which are based on the evolution and the development of human beings. Many of the musculoskeletal disorders are caused by the lack of  the development movements during 0-year old age. In this seminar, you will learn:

  1. Learn the 0-year old exercises precisely, and why those are important for our healthy life.
  2. How to overcome musculoskeletal disorders by Naturalization approach.
  3. How to improve physical abilities by Naturalization exercises.

Naturalization exercises involve all of the body parts and let them move with natural coordination. As you complete all of the exercises, you will retrieve natural body and movements.

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Tokyo seminar

Date: April 19, 2020
class 1: 10:00-11:30, class 2 11:30-13:00

Place: My Lesson Shinjuku C studio

Fee: private lesson 30,000 yen for one seminar

group lesson 20,000 yen for one person for one seminar

Entry qualification: Anyone

Kyoto seminar is always open at Jun Matsumoto Natural Therapy Office.

How to entry: Please send the information of your name and the course of your preference via email ivanivankov@yahoo.co.jp

I sincerely appreciate for your interest in Naturalization.

Jun Matsumoto

第35弾!いよいよ本を出版します。2017.12.15

まつじゅんの治せるセラピスト講座最新号はこちらから

こんにちは、まつじゅんです。

最近の悩みは、私の接骨院前での冷やかしが多くて困っています(涙)

まあ、松本じゅん接骨院を開業してからの約十年ずっとなんですけど。。。

別にジャニーズの嵐に乗っかろうとかじゃないんですけどね。

尊敬する先生が兵庫県で橋本じゅん整形外科を開院されててですね、

フルネームもいいなという事で名付けたんですけど、橋と松の違いは大違いらしく、

かなりの迷惑を被っています(涙)

屋号を変えようかなとも考えています。

京都風に、「接骨院まつもと」とかもありかなと思っています♪

まあ、そんな大した事ではないのでそんなに悩んでいません。

今年も残すところ2週間ですが、最後の最後でちょっと嬉しいニュースがありました。

もう一つのメルマガ「ナチュラリゼーションVer.2.0 Step by Step」がですね、

2017まぐまぐ大賞健康部門を受賞しました。

http://www.mag2.com/events/mag2year/2017/

え?そんな賞あったの?というくらい無関心だったのでびっくりしました。

私の生徒達が表彰されるのはしょっちゅうですが、私が表彰されるなんて初めてです。

人生で表彰された事が殆ど無いという(涙)

これも読んで頂いている皆さまのおかげでございます。

折角の期会なので、そのメルマガ一年分を本にしてアマゾンで電子出版することにしました。

「ナチュラリゼーション創世記 ~DNAに組み込まれた最強の運動プログラム」

さて、売れるでしょうか?(笑)

シェアお願いします(涙)

最近、乳幼児へのナチュラリゼーションを始めました。

リアルタイムで行うナチュラリゼーションは最強ですね。

出産されたばかりのご夫婦へのプレゼントとして是非この本を!

すいません!、宣伝ばっかりしまして(許)

先日も8ヶ月の赤ちゃんがいらしたんですけど、足の指がしっかりと曲がらないんですね。

「室内で靴下を履かせていると、足が十分に発育しませんよ」

とアドバイスしたんです。

前々回にご紹介したダイナミックアーチが形成されないんですね。

この赤ちゃんはぎりぎりセーフ!

グッドタイミングの時期に来られて良かったです。

大人になってからベタ足を治すのは大変ですからね。

まあ、そんなこんなでこのメルマガもこの号が今年最後になりました。

イタリアへ行ってお金もすっからかんなので、

年末年始は大人しく京都にいるつもりです。

今年一年ありがとうございました!

よいおとしを。

松本淳