子供の前十字靭帯損傷 自然治癒 24例目レポート

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前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

患者情報と受傷機転:

8歳、男性、日本人
 2021年11月30日、サッカーの試合中に、左膝を捻った。 同日、病院に運ばれ、レントゲン撮影を行った。 同年12月11日、MRI撮影を行い、診断は次のとおりであった。

前十字靭帯損傷
顆間隆起の剥離骨折の疑い

 担当医師からは、患者の年齢が若すぎて、前十字靭帯の再建手術を行うと、骨の成長を妨げるリスクが高いため、手術適応外と説明を受けた。そして、骨の成長が止まる十代後半になってからの手術を勧められた。しかも、それまでの約10年間、激しい運動は禁止という説明を受けた。翌年1月18日、患者とその家族は当院を訪れ、前十字靭帯損傷の自然治癒療法を開始した。尚、膝の動揺性を検査するラックマンのテストは陽性であった。 その後、対面での治療とオンライン治療を2ケ月間継続し、同年3月30日に、2回目のMRI撮影を行った。

 MRI画像では、前十字靭帯の明確な連続性は確認できなかった。しかし、ラックマンテストは、前回陽性だったものが、今回は陰性となった。 その後、ナチュラリゼーションの運動療法を継続し、8月17日に 3回目の MRI撮影を行った。

MRIの評価:

 T1の写真(2、3,4枚目)では分かりにくいが、T2の写真(1枚目)では、前十字靭帯の明確な連続性を確認できる。

今後の展望と考察:

 今回のMRIは、旧型(1.5テスラ)であるため解像度が低く、正確な画像診断を行うのは困難であった。しかし、MRIとラックマンのテストの総合評価から、前十字靭帯は自然治癒したと推測できる。 受傷から約10カ月で膝の可動域は完全に回復し、機能的な問題もなく、学校の体育の授業に復帰した。 怪我から1年後、患者は、サッカーの練習に復帰した。

参考文献:

Tsuchida S et al. Knee ligament injuries in a seven year old child. The Journal of Kansai Arthroscopy and Knee Scociety. 2008.vol.20.no.1.

中高年 前十字靭帯断裂 自然治癒 23例目レポート

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前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

患者情報と受傷機転

59歳、男性、日本人
 2021年12月28日、スキー中に右膝を負傷。 同日、病院に運ばれ、レントゲンで骨折はなかった。 2021年1月13日、MRI撮影を行い、次のように診断された。

前十字靭帯の完全断裂
内側半月板損傷とその転移半月の関節内嵌頓

 1月17日に半月板修復手術を受け、ギプスで膝を3週間固定した。 ギプス切除後の2月12日、当院を訪れ、前十靭帯断裂の自然治癒へ向けたナチュラリゼーション療法を開始した。対面およびオンライン治療を6ケ月間行い、自宅でも毎日ナチュラリゼーションを継続した。そてし、 8月4日、2回目のMRI撮影を行った。

MRIの評価:

前十靭帯の連続性が確認できる。

今後の展望と考察:

 当院では、半月板修復手術後に前十靭帯断裂の自然治癒療法を行い、自然治癒に成功した最初の症例です。 膝を3週間固定してたため、自然治癒は困難であると予想された。実際、固定による拘縮により、可動域の回復に通常の数倍の時間を要した。 しかしながら、私の予想に反して、断裂した前十字靭帯は、無事、自然治癒に成功しました。2回目のMRIで自然治癒が観察された後、スキーに復帰するために筋力トレーニングを開始した。 同年10月には、患者は、通常の日常生活を問題なく送れるまで回復していた。

参考文献:

前十字靭帯断裂 自然治癒 22例目レポート

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前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

患者情報と受傷機転

45歳、男性、日本人
 2022 年 2 月 5 日、スキー中に転倒し、右膝を捻った。2 月 10 日に、MRI撮影を行い、診断は次のとおりであった。

前十字靭帯完全断裂
内側側副靭帯損傷(グレード2)

 2022年2月21日より、当院の前十字靭帯断裂の自然治癒療法をオンラインにて開始した。 6ケ月間、ナチュラリゼーションの運動療法を継続し、2022年8月17日に、再度MRI撮影を行った。

MRIの評価:

前十字靭帯の連続性を確認できる。

今後の展望と考察:

 8月17日に撮影したMRIを精査すると、完全に明確ではないが、前十字靭帯の連続性が見られる。 この治癒形態は、Iharaの分類ではⅡ型に分類され、Ⅰ型の完全な治癒形態と比較すると、治癒線維は部分的に細いままである。患者は機能的な回復に関しては、非常に良好であり、2022年8月の時点では、日常生活で痛みや不自由を感じていない。患者は、スキーに復帰したいと考えており、今後も、ナチュラリゼーションだけではなく、筋力トレーニングも行っていく予定である。

参考文献:

前十字靭帯断裂の自然治癒 21例目レポート

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前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

患者情報と受傷機転

41歳、女性、アメリカ人
 2022 年 2 月 4 日、彼女は、スキー中に左膝を捻って負傷した。2 月 10 日に、彼女は MRI検査を行い、診断は次のとおりであった。

前十字靭帯完全断裂

 2022年2月27日から、当院の前十字靭帯断裂自然治癒療法のオンライン治療を開始した。 彼女は 4ケ月間ナチュラリゼーション療法を続け、2022 年 7 月 5 日に二回目の MRI撮影を行った。

MRI レポート

 わずかに浮腫の徴候が前十字靭帯で検出され、中外1/3 で厚さがわずかに減少しているように見える。 おそらく小包の裂傷と残留靭帯のわずかな浮腫の持続を伴う「緊張」であろう。 ただし、靭帯構造は、遠位挿入路の適度な周囲の滑膜肥厚と靭帯周囲の液体層とともに、その全過程に沿ってはっきりと見える。(原文)

今後の展望と考察

 上記のMRIレポートによると、断裂した前十字靭帯は自然治癒し始めている。しかしながら、治癒過程は継続中であり、それが完了するまでにはしばらく時間がかかると予想される。 2回目のMRI撮影後、松本は、彼女に膝の全可動域訓練と、大腿四頭筋の筋力トレーニングを許可した。 彼女は、まだ患側の膝に脱力感を感じているが、日常生活に問題はないレベルまで回復している。 彼女は、スキーに復帰する意思があり、今後も、ナチュラリゼーション療法と筋力トレーニングを継続していく予定である。

患者インタビュー動画

参考文献

Ihara H, Miwa M, Deya K, Torisu K. MRI of anterior cruciate ligament healing. J Comput Assist Tomogr. 1996 Mar-Apr;20(2):317-21. doi
Pitsillides A, Stasinopoulos D, Giannakou K. Healing potential of the anterior cruciate ligament in terms of fiber continuity after a complete rupture: A systematic review. J Bodyw Mov Ther. 2021 Oct;28:246-254. doi

前十字靭帯断裂の自然治癒 ケース19

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前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

患者情報と受傷機転

32歳、男性、ルーマニア人
 2021年11月22日に柔術の練習中に右膝を負傷した。4日後、MRIを行い、診断は次のとおりであった。

前十字靭帯完全断裂

 患者は、2022年2月25日から松本じゅん接骨院の前十字靭帯断裂の自然治癒療法のオンライン治療を開始した。 受傷からすでに3か月が経過しており、自然治癒は難しいと予想された。 患者は、その難しさを理解しながらも、ナチュラリゼーションの運動療法を 3ケ月間続け、2022 年 5 月 26 日に二回目の MRI を撮影した。

MRIの評価

断裂した前十字靭帯の連続性を明確に確認できる。

今後の展望と考察

 前十字靭帯の完全断裂の受傷から3ケ月経過してからの自然治癒療法の開始にも拘わらず、鮮明な自然治癒に成功した貴重な症例です。 他の靭帯や半月板の損傷はなく、さらなるリハビリ訓練の後、スポーツに復帰できると考えられます。

参考文献

Ihara H, Miwa M, Deya K, Torisu K. MRI of anterior cruciate ligament healing. J Comput Assist Tomogr. 1996 Mar-Apr;20(2):317-21. doi
Pitsillides A, Stasinopoulos D, Giannakou K. Healing potential of the anterior cruciate ligament in terms of fiber continuity after a complete rupture: A systematic review. J Bodyw Mov Ther. 2021 Oct;28:246-254. doi

前十字靭帯断裂で正常に自然治癒しなかった症例2

前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

患者情報と受傷機転

23歳、男性、日本人、アスリート

 2021年12月3日、カバディという競技の練習中に、左膝を捻った。同日に、病院でMRI検査を行い、以下のように診断された。

左膝前十字靭帯断裂

 患者は、海外のプロリーグに在籍しており、所属チームの理学療法士からは、4週間で復帰できると言われ、治療とリハビリを行っていた。練習に復帰したものの、痛みが治まらず、情報を検索しているうちに、当院の自然治癒療法に出会い、2022年1月10日よりオンライン治療を開始した。同年の2月に帰国後も、対面とオンラインの治療を重ね、自然治癒を目指した。3月1日に、二回目のMRI撮影を行った。

 MRIの画像診断では、自然治癒の傾向が見られるものの、はっきりとした靭帯の連続性は確認できなかった。帰国後は、競技の練習をせず、運動療法のみを行い、靭帯の回復を待った。2022年5月19日、三回目のMRI検査を行った。

 三回目のMRIの画像診断では、前回とほぼ同じく、はっきりとした靭帯の連続性は確認できなかった。徒手検査での、膝関節の動揺性は減少しており、前十字靭帯断端の後十字靭帯等への癒着が考えられた。

今後の展望と考察

 その後、競技復帰へ向けて、リハビリを継続したが、同年秋開催予定の国際大会が一年延期されたこともあり、患者は再建手術を選択した。

 前十字靭帯断裂の自然治癒が正常に起こらなかった明確な原因は明らかではないが、考えられる原因を2つ示す。一つは、在籍していた海外チームの治療スタッフの判断ミスである。前十字靭帯の完全断裂にも関わらず、4週間での復帰を目指し、練習を休ませなかったこと。2つ目は、当院のナチュラリゼーション療法開始から1週間で、劇的に症状が改善したことから、実践レベルの練習に参加し、そこで膝崩れを起こしてしまったこと。アスリートに練習を休んでもらい、治療に専念して貰うことは、困難な場合があるが、ここにアスリート治療の難しさと問題点があることを再認識させられたケースであった。

参考文献

Crain EH, Fithian DC, Paxton EW, Luetzow WF. Variation in anterior cruciate ligament scar pattern: does the scar pattern affect anterior laxity in anterior cruciate ligament-deficient knees? Arthroscopy. 2005 Jan;21(1):19-24. doi: 10.1016

Kittani M, Haviv B, Shemesh S, Yaari L, Yassin M, Rath-Wolfson L. Morphological and Histological Changes in the Human Anterior Cruciate Ligament after Rupture. Isr Med Assoc J. 2021 Jan;23(1):33-37.

前十字靭帯断裂で正常に自然治癒しなかった症例1

前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

患者情報と受傷機転

39歳、男性、日本人、職業:自衛官

2021年12月2日、格闘技の練習中に左膝を捻った。2週間後にMRI撮影を行い、以下のように診断された。

左膝前十字靭帯損傷
内側半月板損傷

 患者の症状としては、可動域制限があるため歩行に違和感あり。膝を完全屈伸、捻転すると痛む。激しい動きをすると、膝崩れが起きる。

 2021年12月20日より、自然治癒に向けて、当院のナチュラリゼーション療法をオンラインで開始した。治療開始から約5ヶ月後の2022年5月9日に、再度MRI撮影を行った。

MRIの評価

 断裂した前十字靭帯の脛骨側、大腿骨側の断端は共に、後十字靭帯と癒合しているように見える。前十靭帯の断端同士が癒合するという、理想的な自然治癒は起こらなかったが、後十字靭帯と癒合することで、膝の安定性を再獲得したケースである。内側半月板は、内縁部のみの損傷が外縁部まで広がり、血流の多いレッドゾーンに達したことから、今後、自然治癒することが期待できる。

今後の展望と考察

 受傷から約8ヶ月後に患者とオンラインで面談した。スポーツ活動も再開し、患者の主観的評価では、受傷前の9割程まで、回復しているとのことであった。今回の例では、断裂した前十字靭帯は、正常には自然治癒せず、後十字靭帯に癒合するという変形治癒であったが、患者の機能回復訓練への努力もあり、膝の不安定性が残存することも無く、十分な機能回復を達成している。

 今回、正常な自然治癒が起こらなかった原因は、まだ明確には分からないが、気になった点を記述しておく。一つは、受傷直後、何度か激しい運動を行い、膝崩れを何度か経験していたこと。二つ目は、治療開始後2カ月目辺りに、階段の昇降時に、ある程度の激しい痛みを感じたことがあったことである。今後、変形治癒のケースがあった場合に、比較材料として、このような気になる点をデータとして残していくことにする。

参考文献

Crain EH, Fithian DC, Paxton EW, Luetzow WF. Variation in anterior cruciate ligament scar pattern: does the scar pattern affect anterior laxity in anterior cruciate ligament-deficient knees? Arthroscopy. 2005 Jan;21(1):19-24. doi: 10.1016

Kittani M, Haviv B, Shemesh S, Yaari L, Yassin M, Rath-Wolfson L. Morphological and Histological Changes in the Human Anterior Cruciate Ligament after Rupture. Isr Med Assoc J. 2021 Jan;23(1):33-37.

前十字靭帯断裂の自然治癒 ケース18

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前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

患者情報と受傷機転

34歳 男性 日本在住フィリピン人

 2021年10月24日、バスケットボールをプレー中に右膝を負傷。自重を右膝に乗せて方向転換をした際、右膝を捻って転倒。 1 週間後、MRI検査を行い、診断は次のとおりであった。
前十字靭帯完全断裂
外側半月板損傷

 2021年11月11日、対面にて、前十字靭帯断裂の自然治癒へ向けたナチュラリゼーション療法を開始した。対面とオンラインの治療を約5ケ月間続け、2022 年 4 月 30 日に再度MRI を撮影した。

MRIレポート

軽度の前十字靭帯の損傷の可能性があるが、継続性がよく保たれている。
外側半月板前節に断裂

今後の展望

 外側半月板損傷は残存しているが、断裂した前十字靭帯は、ほぼ自然治癒していた。今後の展望としては、3カ月間はスポーツ活動を控え、普通の日常生活を送るよう指示した。受傷1年後に再度MRI撮影を行う予定をしている。

参考文献

Ihara H, Miwa M, Deya K, Torisu K. MRI of anterior cruciate ligament healing. J Comput Assist Tomogr. 1996 Mar-Apr;20(2):317-21. doi
Pitsillides A, Stasinopoulos D, Giannakou K. Healing potential of the anterior cruciate ligament in terms of fiber continuity after a complete rupture: A systematic review. J Bodyw Mov Ther. 2021 Oct;28:246-254. doi

前十字靭帯断裂の自然治癒 ケース17

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前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

37歳、男性、オーストリア在住のオーストラリア人
 2021年11月3日、ロッククライミング中に左膝を負傷した。非常に低い位置から不意に落下し、膝が内側に入る角度で体重がかかってしまった。2週間後、MRI撮影に臨み、診断結果は以下に示す。

前十字靭帯完全断裂
内側半月板損傷
外側半月板損傷

 2021年12月8日より、当院のオンライン治療を開始し、ナチュラリゼーション療法を約4ヶ月間継続した後、2022年4月25日に再度MRI撮影を行った。

MRIレポート

外側半月板損傷
内側半月板損傷
前十字靭帯の断裂後、まだ浮腫が存在しているが、個々の線維束は連続性の兆候を示す。膝関節の腫脹が著しく減少している。

今後の展望

 半月板損傷はまだ残存しているものの、断裂した前十字靭帯に自然治癒が進行していた。患者には、脚の筋力強化を指示し、今後の予後について経過観察することになった。

参考文献

Ihara H, Miwa M, Deya K, Torisu K. MRI of anterior cruciate ligament healing. J Comput Assist Tomogr. 1996 Mar-Apr;20(2):317-21. doi
Pitsillides A, Stasinopoulos D, Giannakou K. Healing potential of the anterior cruciate ligament in terms of fiber continuity after a complete rupture: A systematic review. J Bodyw Mov Ther. 2021 Oct;28:246-254. doi

前十字靭帯断裂の自然治癒 ケース16

注目

前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

31歳、男性、日本人
2021年9月20日、バドミントンのプレー中、ジャンプで着地した際に左膝を捻った。2週間後、MRI撮影に行い、以下の診断結果を得た。
前十字靭帯断裂
内側半月板後節の損傷
外側半月板後節の損傷

2021年10月28日より、当院のオンライン治療を開始し、ナチュラリゼーション療法を約4ヶ月間継続した後、2022年2月25日にMRI撮影を行った。

MRIの診断結果:
ACL部分断裂
内側半月板後節の損傷
外側半月板後節の断裂

2021/10/05と2022/02/25のMRIを比較すると、断裂した前十字靭帯が自然治癒し始めていることが確認された。両半月板の断裂は、現時点では変化していなかった。患者には、前十字靭帯の連続性がより安定して回復するまで、ナチュラリゼーション療法を続けるように指示した。左膝の可動域は完全に回復し、膝の不安定感は無くなっていた。普通に歩けるようになり、日常生活も普通にも不自由なく過ごせるまでに回復していた。今後、ナチュラリゼーション療法の他、筋力トレーニングも行うよう指示し、経過観察していくことになった。

参考文献

Ihara H, Miwa M, Deya K, Torisu K. MRI of anterior cruciate ligament healing. J Comput Assist Tomogr. 1996 Mar-Apr;20(2):317-21. doi
Pitsillides A, Stasinopoulos D, Giannakou K. Healing potential of the anterior cruciate ligament in terms of fiber continuity after a complete rupture: A systematic review. J Bodyw Mov Ther. 2021 Oct;28:246-254. doi