こんにちは、松本淳です。
寒い季節真っただ中ですが、みなさんお元気されてますでしょうか?
どんな時も、健康が第一ですね。
先日の、池江璃花子選手の白血病のニュースには驚きました。
なぜ、あんなに若くして、そんな病気になるんだろうか。。。
私は職業柄、その病気や怪我の原因が気になって仕方ありません。
最近は、生物に関するいろいろな本や文献を読んでいますが、今読んでいる本がちょっとタイムリーなので紹介します。
人類の顎の歴史とか、歯科矯正に関する本ですが、かなりショッキングなことが沢山書かれてありました。
人類は狩猟採集時代には、硬くて大きい食べ物を食べていましが、農業が始まってから調理をするようになりました。
その結果、食べ物は小さくて柔らかいものが主流になり、人類の顎はどんどん退化していったとされています。
そういった退化から、顎が小さくなり、口腔のスペースも小さくなったわけです。
狩猟採集時代の人類の歯は親知らずまでしっかりと生え揃っていたことが分かっています。
口腔が狭くなった現代人は、親知らずだけではなく、その他の歯も真っすぐに生え揃わない割合が高くなっています。
私も親知らずを抜いてますし、幼少から歯並びは悪かったんですね。
つまり、口腔が狭くなって歯が綺麗に生えないほど、現代人の顎は退化しているのです。
顎が退化すると、顎は後ろに後退して、気道を圧迫します。
実は、これが一番怖い現象なのです。
気道を圧迫するので、口を開けて舌を前に出さないと呼吸出来なくなります。
要するに、顎の退化が現代人の約半数に及ぶ口呼吸の一番の原因なのです。
口呼吸では、顎が後退し、顔も縦に長くなっていきます。
従来の歯科矯正というのは、歯並びの矯正だけに特化していますが、実は矯正による副作用もあるのです。
例えば、出っ歯を後ろへ矯正すると、下顎も後ろへ下がっていきます。
先ほど述べた、顎の後退と気道の圧迫を助長してしまいかねないのです。
私は気になって、歯科矯正している有名人などの写真を調べてみました。
かなりの割合で、下顎が後退しているという印象を受けました。
歯科矯正をするということは、歯並びが悪く、顎も元々後退気味だと思われるので、歯科矯正が直接の原因と言っているのではありません。
下顎の後退の一番の原因は顎の退化であります。
池江璃花子選手も顎が後退気味ですし、歯科矯正もされていたようなんです。
水泳は口呼吸ですが、彼女は日常でも口呼吸である可能性が高いと思われます。
鼻呼吸では、一酸化窒素という物質が体内で生成されると言われています。
この一酸化窒素は血管を拡張する作用と、活性酸素を中和する作用があり、極めて重要な物質と言われています。
口呼吸では、一酸化窒素は生成されないのです。
口呼吸では、ガンや白血病を引き起こす活性酸素を中和出来ないとすれば。。。
口呼吸で心肺機能を追い込むハードなトレーニングを積むことは、かなり危険なことですね。
池江璃花子選手の白血病の原因は私には分かりません。
私の直感で、そういう妄想が頭をよぎったに過ぎません。
彼女の一日も早い回復を心から祈っています。
今回は、ちょっと怖い話をしてしまいました。
しかし、怖い話を知らないというのは、もっと怖いことです。
また、色々とリサーチして、重要なことをお知らせ出来たらなと思います。
口腔を広げる顎ワークって大事ですね。
では、またお会いしましょう!