第57弾!Born to runをもう一度。2018.11.15

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こんにちは、松本淳です。

残念ながら、今年の流行語大賞にナチュラリゼーションはノミネートされませんでした!

かすりもしてないので当然ですが(笑)

流行とは流れて行くと書くので、そのうち消えていく物なんですね。

だからナチュラリゼーションは流行にしたくないのが本心です。

前回紹介した競輪選手のたまご君は、残念ながら競輪試験には合格出来ませんでした。

練習では合格タイムを出していたのですが、本番では緊張したようです。

ナチュラリゼーションを始めて一年で結果が出る事は殆ど無いので悲観はしていません。

ナチュラリゼーションが誕生する以前は、一年もあれば結果は出ていました。

目先の結果は出るんですが、その後の伸び幅が小さいというか、停滞する選手も結構いました。

私は、その頃ずっと悩んでいましたね。

結局、伸びしろ広げないと成長し続ける事は無いと痛感しました。

ポテンシャルというのは、幼少期のうちに決まっていて、練習でその伸びしろを使い切る訳です。

10のポテンシャルがあって、10の練習をしたら、10の結果が出る。

10のポテンシャルで、8の練習をしたら、8の結果が出る。

しかし、8のポテンシャルで、10の練習をしても8までの結果しか出ないんです。

ですから、10の結果を出したいなら、ポテンシャルを10にする作業をしないといけないのです。

現代の文明化された社会では、赤ちゃんは十分に必要な運動が出来ていません。

ポテンシャルというのは、その時期に決まると考えると、ポテンシャルを上げるには、その時期の運動をやり直すしかないのです。

そういう仮説から生まれたのが、ナチュラリゼーションなんです。

三年前に、ある陸上選手が私の元でナチュラリゼーションを始めました。

高校駅伝では活躍した選手ですが、大学へ入って怪我をしたりして伸び悩んでいる子でした。

要するに、伸びしろを使い切った感がありました。

2年で体が別人のようにナチュラルになり、3年目で走りもガラリと変わりました。

しかし、この3年間結果らしい結果は出ていないんですよ。

本人曰く、体が変わってしまったので、走りがまだフィットしきれていない段階ですと。

走りがフィットしていくまでには、もう少し時間が必要なようです。

大学で結果が出ないと、競技は大学で引退していくいく選手が殆どです。

でも彼女はポテンシャルが上がった事で、可能性を感じているので実業団で走る事を決めました。

もう限界か、まだやれそうという感覚は本人が一番分かるものです。

ナチュラリゼーションをやっている選手は、自分に可能性を感じるので続ける選手が多いようです。

実は、私にも同じような現象が起きています。

私はこの一年くらい走るのを止めていました。

ナチュラリゼーションを三年やって、ぼちぼち走っていたのですが、そんなに進歩した感じがありませんでした。

走って疲労が溜まると、脚のラインが崩れるのが嫌だったんですね。

そして何よりも、無理して走っている感じが嫌でした。

そして、一年くらい間隔を空けて、また秋から走り始めました。

今日は走ろうかどうかと以前はかなり決心が必要だったんですが、最近は躊躇なく走れるようになったんですね。

アフリカ人のように肘を深く曲げて走るフォームにも違和感を感じなくなりました。

走る時に肩が上がらなくなった。

数えればキリがないですが、一年ぶりのランニングは新鮮な事ばかりでした。

選手を観察して客観的に感じていた、体が変わって2年経ってから走りが変わる現象を自分で感じたのです。

陸上の彼女を観察して変化するまでの2,3年って長いなと感じていましたが、私は4年以上経ってやっと走りが変化してきました(笑)

やっぱり二十歳と四十歳は違うのですね!!!!

体がナチュラルになると、自然と走りたくなる。

そう偉そうに人には言っていました。

最近、自分でやっとそれを感じるようになりました(笑)

現代人は走れなくなっても終わりではありませんが、野生動物は狩りが出来なくなるので終わります。

走らないといけない!よりも、走りたくなる体を取り戻しましょう。

Born to run,走る為に生まれたとは、本当はそういう意味なんですね。

Rinascervi!

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