第65弾!ナチュラリゼーション進化論を考える。2019.4.1

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こんにちは、松本淳です。

すっかり春めいてきましたね。

京都では桜の蕾がすくすくと成長しています。

桜の木の下でナチュラリゼーションするのもいいですね。

今年からプロフェッショナルセミナーの中級コースを開催しているんですけど、これがなかなか大変ですが面白いのです。

面白いというのは、私が面白いのであって、受講者の皆さまはどうお考えなのかは分かりませんが。(笑)

中級コースでは、座学もしておりまして、この準備に膨大な勉強をさせて貰っています。

私自身、この勉強が面白い!

これは、ナチュラリゼーションの科学的根拠を構築していくための第一歩でもあります。

一言で言えば、なぜヒトはハイハイをするのかという答えが、実はまだ無いんです。

この問いへの答えを出すために、進化発生学学という学問をひも解いています。

ダーウィンの進化論から、人類学、遺伝学の歴史と現在を一通り知らないと、偏った仮説で終わると思うんですね。

過去の科学者達の偉業や挫折なども知っていくと、科学も多数派が勝つという傾向がありますね。

科学者達も勢力争いに勝つために政治をするんですね。

ダーウィンやヘッケルもそうですが、政治に敗れたメンデルなどは亡くなってから評価された科学者でした。

私もできれば生きている間に、ナチュラリゼーションが評価されてほしいなという希望はあります(笑)

私が死んでからも発展してほしいという思いから、ナチュラリゼーション進化論の構築をしておきたいのです。

学問すればするほど、内容が難しくなって、一般の人は離れていくかもしれません。

理論が構築されたら、簡単な言葉で分かりやすく説明できるかと思います。

ダーウィンの進化論が全て正しいわけではありませんが、一つだけ正しいと思うことがあります。

それは、生物は皆、競争原理の淘汰圧の中で生きているということです。

淘汰圧とは、自然淘汰される圧力のことです。

ヒトは動物界のなかでは、ずっと敗者であり、負ける度に新しい生き方を探してきた種なんですね。

肉食獣から逃れるために木に登り、そして樹上生活でも敗れて、また地に降りてきたわけです。

走ることよりも、手で道具を使うことを選んだのです。

道具を持ちながら移動するので、直立二足歩行になったのです。

一方、サメは海の中では完成形なので、古代魚の姿のままあまり進化せずに現在でも種として保存されています。

そう考えると、苦しいけど淘汰圧のなかで生きている方が、進化していくはずなんです。

どの海、どの地で、何を食べるかという選択が進化の鍵を握っているのです。

私はダイエットとかフィットネスという海では生きていけない。

治療に関しても、腰痛、肩こりという広くて浅い海では生きていけない。

しかし、究極のニッチである前十字靭帯断裂の保存療法という海には、医者というサメがいるんですよね。

何という淘汰圧!!!

おかげさまで、少しずつ症例が集まってきています。

それでも、100例の症例を作るのに数年はかかるでしょうね。

それまで、淘汰されないで生き延びていかないといけません。

孤独な戦いですが、頑張っていきます。

いつも読んで頂いてありがとうございます。

では、またお会いしましょう!

Andiamo!

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