今回は陸上競技の走りでの腕振りについて解説します。
簡単に分類すると、腕振りには縦振りと横振りがあります。
アフリカ系や西洋人は縦振りが多く、日本人には横振りが多いです。
横振りは上半身の横回転のエネルギーを脚の縦回転へと変換しています。
縦振りは上半身の縦回転をそのまま下半身の縦回転へ変換出来ます。
スピードに関しては腕の縦振りの方が有利なのです。
この違いは実は文化によって手の使い方が違うという事に原因があります。
アフリカ系や西洋人は手を外に、日本人は内に使う文化なのです。
文化が違うからと諦めてはいけません。
私が提唱している『手のターンアウト』によって、日本人でも縦振りが出来るようになります。
特に中距離では日本と世界では圧倒的な差がありますが、
手のターンアウトによって縦振りを獲得すると、その差が縮じまると考えています。
距離に関係無く、ぜひ手のターンアウトを取り入れてみましょう。