第55弾!前十字靭帯の保存的癒合の最新レポート 2018.10.15

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こんにちは、松本淳です。

今年6月のメルマガで、前十字靭帯の保存的癒合に成功したレポートを書きました。

今回は、受傷後7ヶ月目の経過報告をします。

3ヶ月目のMRIで画像上では癒合が確認出来ましたが、実際の運動機能はどうなのか?と疑問を持っていた方もいたでしょう。

私も患者がどの程度、機能を回復しているのか大変興味を持っていました。

遠方の方なので、今回の診察は4ヶ月ぶりです。

前回の3ヶ月目では、日常生活では問題は無いが、時々膝に違和感を感じる事があったようです。

それでも、3ヶ月目から肉体労働を始められて、4ヶ月目位までは作業中に違和感を感じた事もあったようです。

しかし、5ヶ月目以降は日常生活でも肉体労働でも、痛みや違和感は無いようでした。

そして、7ヶ月目の今回は、画像と運動機能を評価したものを簡単に動画にまとめてみました。

7ヶ月目のMRI画像では、3ヶ月目よりはっきりと断裂した靭帯が修復しているのを確認できました。

前方引出しテストという、関節の緩さを確認するテストでも、全く異常が見られませんでした。

これには私は驚きました。

私の予想では、関節の緩さは残るだろうと予測していたからです。

大腿四頭筋の筋委縮も無く、視覚では左右差は全く確認出来ませんでした。

次に、運動機能を評価しました。

屈伸運動や、片足ジャンプ、サイドステップ等を評価しましたが、殆ど異常は見られませんでした。

こんなに綺麗に治るものかと驚きを隠せませんでした。

前十字靭帯再建術では、あんなにも苦しいリハビリを経て、しかも、後遺症が残り再断裂率も高いのに。

この患者は、最初の1ヶ月位は不便な状態でしたが、それ以降は何の苦痛も経験せずに現在に至っています。

最初の3ヶ月は、毎日2時間ナチュラリゼーションをやってもらいましたが。

今回の症例を見て思った事は、前十字靭帯断裂でも保存的癒合治療を行えば、半年でスポーツに復帰できるかもしれません。

手術よりも早い、そして後遺症も無い。

この治療を世に広めて、一人でも多くの十字靭帯損傷で苦しむ患者を救いたいと改めて決意しました。

今後、この治療法が出来る治療家を増やしていきたいと考えています。

こればっかりは信用出来る人にしか教えられません。

まずはプロフェッショナルセミナーにご参加されて、ナチュラリゼーションをしっかりと勉強してください。

お待ちしています。

Ci studiamo insieme!

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