こんにちは、松本淳です。
今回も前十字ネタになりますが、今はこれが頭から離れないのでこれしか書けません(笑)
癒合が成功してから1週間は頭の中の100%が前十字でした。
今はやっと70%位になってきました。
何も手に付かないんですよ。
夢の中まで前十字状態なんです。
電車に乗っていても向いの人の膝を眺めて、無意識に前十字の立体的位置を透視しています。
ダイナミックアーチを思いついた時も一ヶ月間こんな感じでしたね。
皆さんはそういう経験はお持ちですか?
周囲の反応も変な感じなんです。
私に治して貰った人々や大学の同級生は信じてくれているのですが、その他の人は沈黙されています。
エベレストに一人で登って、登ったぞー!と叫んでも頂上付近には誰もいない。
下山して俺登ってきたよと言っても誰も信じてくれない。
何とも言えない不思議な感覚なんです。
治療家でこの山に登ろうとした人も、登ろうと考えてきた人もいないので誰も想像も出来ない。
登ろうとして失敗してきた人もいないので何の共感も生まれない。
治療業界の中枢にいる人達や目上の人達は覗いてはきても全くの無視状態です。
ある意味やってはいけない事をやってしまったのかなあという感じです。
業界の序列やヒエラルキーを破壊してしまいかねない核爆弾を持ってしまったのかもしれない。
患者にとったらメリットしかないんですけどね。
入院無し、手術無し、苦しいリハビリ無し、後遺症無しという最高の治療のはずなんです。
私は誰かの門下で修行したり、組織に属したりしていないので後ろ盾が何も無いんです。
それが私の弱点なんですけど、今思うと何かに属していたらこんな発明は無かったと思うんですよ。
大陸から孤立無援でガラパゴス島にいるから独自の進化が出来た訳なんです。
30代でダイナミックアーチとナチュラリゼーションを開発して、もう何も生まれないと思っていました。
そろそろ組織を作ったり、何かに属したりという事を考えていた所に今回の前十字の成功がありました。
まあ、要するに、ガラパゴス島で開発者のまま死ねという事でしょうね(涙)
接骨院の業界では前十字靭帯断裂というのは膝関節捻挫であって、医師の同意を必要としない傷病です。
そこを攻めて来なかった故に今の業界の衰退がある訳です。
腰痛や慢性疾患なんて誰でもそれなりに治せる訳ですよ。
国家資格が無くても誰でも治せます。
リラクゼーションでも運動指導でも食事指導でもカウンセリングでも良い訳です。
ちょっとでも患者を良い方向へ導けば自然と治るものです。
外傷治療の国家資格者である柔道整復師は、無資格者では絶対に出来ない傷病治療で道を作らないと未来はありません。
先日、友人の結婚式である都道府県の業界のドンみたい方が来られてました。
昔からある伝統的な接骨院の先生なんですけどこのように言ってました。
『やっと昔に戻りつつある。』
それしか言ってないんですが、どういう意味か私なりに考えてみました。
昔は接骨院は数も少なかったですし、外傷治療しかやっていなかったんですね。
それがこの20年で数が何倍にもなって、リラクゼーション化とぼったくり実費治療が蔓延してきました。
最近になってやっと偽物が淘汰されてきたという事です。
本物しか残れないという時代になろうとしているのです。
十字靭帯の保存療法が確立されれば時代は変わると思います。
世界でも殆ど例の無い治療ですから、世界へも輸出していきます。
その為にはもっともっと症例を作らないといけません。
十字靭帯損傷の患者のご紹介をお願い致します。
いつも読んで頂いてありがとうございます。