第12弾!ナチュラリゼーション in ケニア その壱。2017.1.15

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皆さま、あけましておめでとうございます。

私は先日、二週間のケニアの旅から帰ってきました。

ニャフルルという標高2400Mの町に10日間おりました。

赤道直下なので昼は30℃、朝晩は10℃くらいでした。

最後の2日間はナロックという町で標高は低くて暑い暑いサバンナでした。

そんな暑いケニアから真っ黒になって帰ってきましたが、日本は極寒の冬ですね(涙)

今回のケニアの旅の目的は、まともな医療も受けられないケニア人ランナー達にナチュラリゼーションを普及させるということでした。

ケニア人と日本人の体はどう違うのか?

ケニア人は何故速いのか?

ナチュラリゼーションはケニア人、そして世界で通用するのか?

こういった事を見てみたい、感じてみたい、そして試してみたい。

キャンプに着いて次の日から早速ナチュラリゼーションの指導を開始!

最初にびっくりしたのは、ケニア人は寝返りが非常に上手い!

寝返りの動画は今入手中なので後程アップします。

細いから上手いのか、体がナチュラルだから上手いのか分かりませんが、とにかくびっくりしましたね。

特に15歳のケニア人の女の子は手を下に降ろしたままで回っていました。

日本に帰ってきてから15歳の日本人の子に寝返りを初めて教えましたが全然回れず。。。

この差は何から生まれるのかをずっと考えています。

日常生活からして体を使う量も質も違う。

歩かないと移動できないし、自分の手で物を運ばないと生活できない環境ですからね。

アスファルトやコンクリートで舗装された場所が少ないですし、基本的には土や芝生の自然の土地で生活してます。

ケニアの赤ちゃんも芝生の上でゴロゴロやハイハイを沢山しているようでした。

日本人はナチュラリゼーションの寝返りワークで苦労する人が多いのですが、ケニア人はちょっとやっただけですぐ出来る。

脊椎動物として最も原始的な動きである脊柱の螺旋運動は寝返りによって学習する。

それを目の当りにした感じがしました。

ケニア人の身体的特徴として日本人と違うのは、お尻がプリンプリンしている事でした。

ターンアウトは出来ないようだったので股関節は硬いと思いきや!!!

やたらと前屈が柔らかい!

彼らの生活の様子を眺めていると一つの事が見えてきました。

床の雑巾がけでも農作業でも、彼らはお尻を降ろさず前屈の姿勢で行っているんですね。

膝ではなく股関節優位に体を使っているんです。

股関節優位だからお尻がプリンとなるのか。

なるほど。

これが彼らの腰高ポジションと骨盤前傾の秘密だったのです。

寝返りが出来て骨盤前傾。

どうりでケニア人は速いわけです。

一つ疑問だったことは、ターンアウトが出来ないのに下肢の捻じれが無いこと。

外反母趾も殆ど無い。

裸足だから?

いや、今のケニア人の若い世代は裸足ではなく靴を履いています。

これは手の使い方にあるのかなと分析しています。

日本人は手を内に内に使いますが、アフリカ人とか西洋人は外に外に使うと言われています。

それぞれの民族固有のダンスや踊りに手の使い方の特徴があるはずです。

日本舞踊や阿波踊りは手を内に内にですね。

インド人は手のひらを上に、外に外にですね。

ケニア人の民族ダンスは見れていないですが、現代風のダンスを見ているかぎり手は外に外にと感じました。

まだまだ分析中ですが、答えが明確になればもっとナチュラリゼーションの精度が上がると思います。

外反母趾やO脚の矯正がもっと簡単になるかもしれません。

ナチュラリゼーションは2017年も進化し続けます。

では、またお会いしましょう!

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