今回は体操競技の怪我について解説します。
体操競技での怪我で非常に多いのが、手首の怪我です。
慢性化している人も多いのではないでしょうか。
手首には肘から橈骨と尺骨という二つの骨が付いています。
橈骨には関節があり、尺骨には関節がありません。
尺骨側、つまり手のひらの小指側で支える人は手首を痛めやすいのです。
特に骨の軟らかいジュニア期の選手には重大な障害と成りえます。
放置していると肘の障害を引き起こす可能性もあります。
肘の離断性骨軟骨炎になると、一年以上休まなければいけなくなります。
手首をリストバンドで固定するよりも、まずはしっかりと橈骨側で支える事が覚えましょう。
その為のドリルを一つご紹介しています。
怪我をするのは体操競技のせいではなく、自分の体に原因があります。
ナチュラリゼーションを行って、怪我をしない体を手に入れましょう。