第3弾! リオデジャネイロ大会を観て思うこと。 2016.8.15

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皆様、こんにちは!

リオデジャネイロ五輪真っ只中ですね。

治療家や指導者の方々はどういう視点で観てらっしゃいますか?

私は怪我をしている選手や時々映るトレーナーの様子にどうしても目が行ってしまいます。

ボルトは1ヶ月前に左ハムを肉離れしたにも関わらず100Mで優勝しましたね。

一体どんな治療をしてきたのか?

彼のインスタグラムでは電気治療か超音波を患部に当てている写真がありました。

その程度の治療であそこまで回復するとは考えられません。

私は100M予選のボルトを観て、あっ動きの質が変わったなと感じました。

爆発力は影を潜めたものの、ここ数年にはない軽い動き。

治療の一方で動きの質を高めてきたと感じました。

良い動き=正しい筋肉の動き=治療効果を最大限に高める。

戦略的に200Mに合わしてきたのも大きいですね。

100Mに合わしてきたら100の金は無かったかもしれません。

200Mに合わしてきたからこそ脱力した軽い動きを取り戻せたと私は思います。

一方日本チームの怪我の様子はどうなのか?

桐生はダメでしたね。

桐生は年々動きが硬くなっている。

怪我をしやすい動きになっている。

怪我をした時は良い動きを学ぶチャンスなんですけどね。

彼の周りにはそれを示せる人がいなかった。

福島は100M棄権、鈴木も10000M棄権ですね。

ちょっと日本陸上チームのトレーナー陣のレベルの低さを危惧しています。

皆様がナチュラリゼーションやダイナミックアーチをマスターされてオリンピックの舞台でご活躍されことを願っています。

話を戻して、私ならボルトの肉離れをどう治療したか?

左ハムが何故肉離れしたかを考える。

理想の着地位置より前に着地するとハムはエキセントリック収縮を強いられ破壊される。

何故上体からではなく足から行ってしまったのか?

それは左肩甲骨の動きに問題があったからだ。

だから先ずは肋骨、胸椎を含めた左肩甲骨の動きを取り戻すことを治療の核とする。

スムーズな寝返りを取り戻す為に肋骨間をリリースするアプローチ。

そして、立甲エクササイズ。

これで左ハムの硬さや痛みは最短距離で無くなります。

しかし、クラウチングスタート前のボルトの立甲は凄まじい!

ボルトはあの立甲の感覚を絶対に重要視しているはず。

オリンピックの後半戦もそういう視点で観ると面白いですよ。

では今回はこのへんで。また次回ご期待ください。

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