前十字靭帯断裂の自然治癒 ケース19

注目


前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

患者情報と受傷機転

32歳、男性、ルーマニア人
 2021年11月22日に柔術の練習中に右膝を負傷した。4日後、MRIを行い、診断は次のとおりであった。

前十字靭帯完全断裂

 患者は、2022年2月25日から松本じゅん接骨院の前十字靭帯断裂の自然治癒療法のオンライン治療を開始した。 受傷からすでに3か月が経過しており、自然治癒は難しいと予想された。 患者は、その難しさを理解しながらも、ナチュラリゼーションの運動療法を 3ケ月間続け、2022 年 5 月 26 日に二回目の MRI を撮影した。

MRIの評価

断裂した前十字靭帯の連続性を明確に確認できる。

今後の展望と考察

 前十字靭帯の完全断裂の受傷から3ケ月経過してからの自然治癒療法の開始にも拘わらず、鮮明な自然治癒に成功した貴重な症例です。 他の靭帯や半月板の損傷はなく、さらなるリハビリ訓練の後、スポーツに復帰できると考えられます。

参考文献

Ihara H, Miwa M, Deya K, Torisu K. MRI of anterior cruciate ligament healing. J Comput Assist Tomogr. 1996 Mar-Apr;20(2):317-21. doi
Pitsillides A, Stasinopoulos D, Giannakou K. Healing potential of the anterior cruciate ligament in terms of fiber continuity after a complete rupture: A systematic review. J Bodyw Mov Ther. 2021 Oct;28:246-254. doi

前十字靭帯断裂の自然治癒 ケース18

注目


前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

患者情報と受傷機転

34歳 男性 日本在住フィリピン人

 2021年10月24日、バスケットボールをプレー中に右膝を負傷。自重を右膝に乗せて方向転換をした際、右膝を捻って転倒。 1 週間後、MRI検査を行い、診断は次のとおりであった。
前十字靭帯完全断裂
外側半月板損傷

 2021年11月11日、対面にて、前十字靭帯断裂の自然治癒へ向けたナチュラリゼーション療法を開始した。対面とオンラインの治療を約5ケ月間続け、2022 年 4 月 30 日に再度MRI を撮影した。

MRIレポート

軽度の前十字靭帯の損傷の可能性があるが、継続性がよく保たれている。
外側半月板前節に断裂

今後の展望

 外側半月板損傷は残存しているが、断裂した前十字靭帯は、ほぼ自然治癒していた。今後の展望としては、3カ月間はスポーツ活動を控え、普通の日常生活を送るよう指示した。受傷1年後に再度MRI撮影を行う予定をしている。

参考文献

Ihara H, Miwa M, Deya K, Torisu K. MRI of anterior cruciate ligament healing. J Comput Assist Tomogr. 1996 Mar-Apr;20(2):317-21. doi
Pitsillides A, Stasinopoulos D, Giannakou K. Healing potential of the anterior cruciate ligament in terms of fiber continuity after a complete rupture: A systematic review. J Bodyw Mov Ther. 2021 Oct;28:246-254. doi

前十字靭帯断裂の自然治癒 ケース17

注目

前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

37歳、男性、オーストリア在住のオーストラリア人
 2021年11月3日、ロッククライミング中に左膝を負傷した。非常に低い位置から不意に落下し、膝が内側に入る角度で体重がかかってしまった。2週間後、MRI撮影に臨み、診断結果は以下に示す。

前十字靭帯完全断裂
内側半月板損傷
外側半月板損傷

 2021年12月8日より、当院のオンライン治療を開始し、ナチュラリゼーション療法を約4ヶ月間継続した後、2022年4月25日に再度MRI撮影を行った。

MRIレポート

外側半月板損傷
内側半月板損傷
前十字靭帯の断裂後、まだ浮腫が存在しているが、個々の線維束は連続性の兆候を示す。膝関節の腫脹が著しく減少している。

今後の展望

 半月板損傷はまだ残存しているものの、断裂した前十字靭帯に自然治癒が進行していた。患者には、脚の筋力強化を指示し、今後の予後について経過観察することになった。

参考文献

Ihara H, Miwa M, Deya K, Torisu K. MRI of anterior cruciate ligament healing. J Comput Assist Tomogr. 1996 Mar-Apr;20(2):317-21. doi
Pitsillides A, Stasinopoulos D, Giannakou K. Healing potential of the anterior cruciate ligament in terms of fiber continuity after a complete rupture: A systematic review. J Bodyw Mov Ther. 2021 Oct;28:246-254. doi

前十字靭帯断裂の自然治癒 ケース16

注目

前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

31歳、男性、日本人
2021年9月20日、バドミントンのプレー中、ジャンプで着地した際に左膝を捻った。2週間後、MRI撮影に行い、以下の診断結果を得た。
前十字靭帯断裂
内側半月板後節の損傷
外側半月板後節の損傷

2021年10月28日より、当院のオンライン治療を開始し、ナチュラリゼーション療法を約4ヶ月間継続した後、2022年2月25日にMRI撮影を行った。

MRIの診断結果:
ACL部分断裂
内側半月板後節の損傷
外側半月板後節の断裂

2021/10/05と2022/02/25のMRIを比較すると、断裂した前十字靭帯が自然治癒し始めていることが確認された。両半月板の断裂は、現時点では変化していなかった。患者には、前十字靭帯の連続性がより安定して回復するまで、ナチュラリゼーション療法を続けるように指示した。左膝の可動域は完全に回復し、膝の不安定感は無くなっていた。普通に歩けるようになり、日常生活も普通にも不自由なく過ごせるまでに回復していた。今後、ナチュラリゼーション療法の他、筋力トレーニングも行うよう指示し、経過観察していくことになった。

参考文献

Ihara H, Miwa M, Deya K, Torisu K. MRI of anterior cruciate ligament healing. J Comput Assist Tomogr. 1996 Mar-Apr;20(2):317-21. doi
Pitsillides A, Stasinopoulos D, Giannakou K. Healing potential of the anterior cruciate ligament in terms of fiber continuity after a complete rupture: A systematic review. J Bodyw Mov Ther. 2021 Oct;28:246-254. doi

前十字靭帯断裂の自然治癒 ケース13

注目

前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

21歳、男性、ラグビー選手、日本人
2021年5月12日、ラグビーの練習中に、左にフェイントを切る際、右膝を捻った。(非接触型)整形外科を受診し、5月13日にMRI撮影を行い、前十字靭帯断裂と診断された。

2021年5月15日から、当院の自然治癒療法のオンライン治療を開始した。ナチュラリゼーションと呼ばれる進化発生学に基づいた運動療法を4ヶ月継続したのち、新たにMRI画像を撮影した。

断裂した前十字靭帯の連続性が確認され、自然治癒していることも確認された。これにより、競技復帰へ向けてアスレチックリハビリテーションを開始し、運動強度を段階的に上げていくことを許可した。受傷7カ月が過ぎた12月26日、全国大学ラグビー選手権準々決勝において公式戦復帰を果たし、トライを決めた。

前十字靭帯断裂の自然治癒 ケース12

注目

前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

46歳、女性、日本人
2021年8月30日、柔術の練習中に、左膝を捻った。整形外科を受診し、9月3日にMRI撮影を行い、前十字靭帯断裂と診断された。

2021年9月20日から、当院の自然治癒療法のオンライン治療を開始した。ナチュラリゼーションと呼ばれる進化発生学に基づいた運動療法を3ヶ月継続したのち、新たにMRI画像を撮影した。

断裂した前十字靭帯の連続性が確認され、自然治癒していることも確認された。これにより、リハビリ過程における運動強度を上げていくことを許可し、受傷以前の運動レベルに戻していくためのリハビリを開始した。前十字靭帯断裂から2ヶ月以内にナチュラリゼーション療法を開始し、これを3ヶ月以上継続したは、11件中11件ともMRI画像において、自然治癒が確認された。

第63弾!そして花は咲く。2019.3.1

松本淳のナチュラルセラピスト講座最新号はこちらから

こんにちは、松本淳です。

いやー、やっと三月になりましたね。

春ですよ、春到来!

私は春が一番好きです。

だってお花が咲く季節だから。

私はバラをはじめ、いろんな植物を育てています。

先週に土の植え替えも終わり、後はお花が咲くのを待つばかりです。

ところで、お花ってなんであんなに綺麗なのか知っていますか?

あれは受粉してくれる蜂に見つけてもらるためなんです。

植物も生存競争をしていて、より美しい花が生き残ってきたわけなんです。

蜂はお花から蜜を吸いますが、その代わり受粉してくれるんです。

自然界は食物連鎖というギブ&テイクで成り立っています。

テイクだけってありえないんですね。

あんまり言いたくないんですけどね、私からただで情報を得てお金にして売っている人がいます。

私から習っておいて、私の邪魔をしようとする人もいます。

ライオンにはライオンの正義があり、ハイエナにはハイエナの正義があるので仕方ありません。

私はライオン派なので、人様のものは横取りしません(笑)

私はギブ&テイクしないようにしています。

ギブした相手からテイクしたらそれで終わりなんですが、私はそれが好きではありません。

ライオンが死んだら、土に還って、それで植物が育ち、それを食べるシマウマが育つわけです。

ギブしたものは、巡り巡って自然と還ってくるという考えです。

キャッチボールではなくて、幸運の循環を大切にしています。

そんなことより、最近になってようやく前十字靭帯断裂の患者が増えてきました。

一人は舞鶴のもり接骨院からのご紹介のバスケ女子。

受傷後2カ月経ってからの来院なので、自然治癒はかなり厳しいと予想していますが、現在全力で治療しています。

月1で来院してもらって、週3でもり接骨院に通ってもらっています。

私は横取りはしないので、絶対に返します(笑)

二人目は名古屋からの陸上選手で、アカデミーに通っている大学生のご紹介です。

受傷後1ヶ月での来院で、こちらも自然治癒は厳しいと予想していました。

しかし、通院から2ヶ月目のMRI画像で、断裂靭帯が修復し始めていることを確認出来ました。

受傷後3ヶ月でジョギングを開始し、半年で競技復帰を目指しています。

その他には、ネット治療院でセッションをしているマレーシア人、インド人、ポルトガル人です。

ポルトガル人は受傷後すぐだったので、一回目のセッションで機能的にはかなり回復しているようです。

マレーシア人とインド人は受傷後2ヶ月経ってからのセッション開始なので、かなり苦労しています。

それでもマレーシア人は、セッション開始から2ヶ月で日常動作が改善してきました。

このマレーシア人がかなり厄介な方でして、何度か口論してきました(笑)

『私の周りは皆ネット治療に反対している。マレーシアで膝の権威と言われるドクターはナチュラリゼーションに反対している。』

何度もそういう事を言ってきたので、ちょっとカチンときました。

『そんなん知るか。信じてるんならやれ。やってから言え。俺が治ると言ったら治るねん!』

そしたら、奥さんが画面に出てきて、こう言うわけです。

『うちの主人治るんですか?本当に治るんですか?本当ですよね?』

なんで奥さんと口論せなあかんねん。。。

そして、暫くしてから彼はこう言ってきました。

『先生!治ってきたよ!おいらの膝、治ってきたよ!』

結果を出せば、信じてくれるんだなと痛感しました。

という訳で、このネット治療院インターナショナルはかなり大変です(笑)

言葉の違いもありますし、人種の違いもあって結構格闘しています。

ネット治療では生で触れないので、絶対に治るという確信が無いと出来ないと思います。

そのうちまがい物が増えると思いますが、それまでに信用されるものにしていきたいと思います。

そんなこんなで、色んなことがありましたが、長い冬もやっと終わりますね。

3月は久しぶりに横浜と、そして初めての博多でセミナーを開催します。

ぜひ、生でお会いしましょう!

では、また!

Ci vedremo!

前十字靭帯断裂の自然治癒 ケース9

前十字靭帯断裂の自然治癒療法

24歳、男性、日本人
2020年12月20日に、バスケットボールのプレイ中に対戦相手とぶつかった後、圧し掛かられ、右膝を捻じったまま崩れ落ちた。翌日のMRI検査で前十字靭帯断裂と診断された。

2021年1月15日より、松本じゅん接骨院にて自然治癒に向けた治療を開始した。当院での治療を約四ヶ月継続した後、二回目のMRIを撮影した。

画像診断専門医によれば、前十字靭帯は連続性を有しているとの診断であった。
今回、明らかな事は、画像診断専門家でなくとも、断裂した靭帯が自然治癒していると確認できる程、明確な画像であったことである。今回、自然治癒をMRIで確認できので、スポーツ活動への復帰へ向けたリハビリ運動を開始した。

前十字靭帯完全断裂の自然治癒 症例報告 ケース3 Natural Healing of ACL tear – case 3

注目

ACL Online Therapy

前十字靭帯断裂の自然治癒療法

インド系マレーシア人 41歳 男性

2018年12月に右膝前淳十字靭帯を完全断裂した。

受傷後1ヶ月目からインターネット上のみで治療を開始した。

治療開始から3ヶ月間は2週間に一回の動画セッションを行った。

4ヶ月目以降は月に一回の動画セッションを行った。

セッションでは、カウンセリングと運動療法の指導を行った。

左が受傷直後、右が受傷6ケ月のMRI

治療開始が受傷後1ヶ月という急性期が過ぎつつあるということと、前十字靭帯の断裂の仕方が今までに見たことのない複雑さを呈していたことから、解剖学的自然治癒は困難であると予想していた。私の予想に反して、6ヶ月目のMRIにおいて、はっきりと靭帯の連続性が確認されたことは驚きであった。機能的には、患側に筋力低下が見られるものの、日常生活においては問題ないレベルまで回復している。患側の筋力が戻るまでリハビリは継続していく予定である。

Patient information

Born in India and working in Malaysia, Male, 41 year old

He ruptured his right ACL completely in December,2018. He started the Naturalization Therapy from the one month after the injury. We had the internet sessions through the Skype once in every 2 weeks for  the first 3 months and once in 1 month from the 4 months. At first, there were the difficulties for the anatomical healing, because it was the severe and complete ACL tear  which had torn in the unusual way. Moreover, it was late that he started my therapy because the acute period was almost passing. Contrary to my expectations, the MRI shows that his completely torn ACL has healed clearly and anatomically. The Naturalization Therapy enables the ACL tear to heal naturally without any complication. As long as the blood supply and the anatomic reduction are secured, the natural healing process will work even on the ACL.

前十字靭帯の保存的癒合の最新レポート ケース1

注目

前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂に対するナチュラリゼーション療法の7ヶ月目の経過を報告します。

3ヶ月目のMRIで画像上では癒合が確認出来ましたが、実際の運動機能はどうなのか?と疑問を持っていた方もいたでしょう。

私も患者がどの程度、機能を回復しているのか大変興味を持っていました。

遠方の方なので、今回の診察は4ヶ月ぶりです。

前回の3ヶ月目では、日常生活では問題は無いが、時々膝に違和感を感じる事があったようです。

それでも、3ヶ月目から肉体労働を始められて、4ヶ月目位までは作業中に違和感を感じた事もあったようです。

しかし、5ヶ月目以降は日常生活でも肉体労働でも、痛みや違和感は無いようでした。

そして、7ヶ月目の今回は、画像と運動機能を評価したものを簡単に動画にまとめてみました。

7ヶ月目のMRI画像では、3ヶ月目よりはっきりと断裂した靭帯が修復しているのを確認できました。

前方引出しテストという、関節の緩さを確認するテストでも、全く異常が見られませんでした。

これには私は驚きました。

私の予想では、関節の緩さは残るだろうと予測していたからです。

大腿四頭筋の筋委縮も無く、視覚では左右差は全く確認出来ませんでした。

次に、運動機能を評価しました。

屈伸運動や、片足ジャンプ、サイドステップ等を評価しましたが、殆ど異常は見られませんでした。

こんなに綺麗に治るものかと驚きを隠せませんでした。

前十字靭帯再建術では、あんなにも苦しいリハビリを経て、しかも、後遺症が残り再断裂率も高いのですが。

この患者は、最初の1ヶ月位は不便な状態でしたが、それ以降は何の苦痛も経験せずに現在に至っています。

最初の3ヶ月は、毎日2時間ナチュラリゼーションをやってもらいましたが。

今回の症例を見て思った事は、前十字靭帯断裂でも保存的癒合治療を行えば、半年でスポーツに復帰できるかもしれません。

手術よりも早く、そして後遺症も無いかもしれません。

受傷から2週間以内にナチュラリゼーション療法を開始すれば、およそ3ヶ月で靭帯は再生していきます。

治療の第一オプションは、まずナチュラリゼーション療法によって、靭帯の自然再生を試みる。

自然再生が失敗した場合に、第二オプションとして再建術を検討する事がベストであると考えています。

十字靭帯損傷の疑いがある方は、二週間以内にご相談下さいませ。

お問い合わせ先

松本じゅん接骨院

075-741-6595

ivanivankov@yahoo.co.jp