前十字靭帯断裂 自然治癒 22例目レポート

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前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

患者情報と受傷機転

45歳、男性、日本人
 2022 年 2 月 5 日、スキー中に転倒し、右膝を捻った。2 月 10 日に、MRI撮影を行い、診断は次のとおりであった。

前十字靭帯完全断裂
内側側副靭帯損傷(グレード2)

 2022年2月21日より、当院の前十字靭帯断裂の自然治癒療法をオンラインにて開始した。 6ケ月間、ナチュラリゼーションの運動療法を継続し、2022年8月17日に、再度MRI撮影を行った。

MRIの評価:

前十字靭帯の連続性を確認できる。

今後の展望と考察:

 8月17日に撮影したMRIを精査すると、完全に明確ではないが、前十字靭帯の連続性が見られる。 この治癒形態は、Iharaの分類ではⅡ型に分類され、Ⅰ型の完全な治癒形態と比較すると、治癒線維は部分的に細いままである。患者は機能的な回復に関しては、非常に良好であり、2022年8月の時点では、日常生活で痛みや不自由を感じていない。患者は、スキーに復帰したいと考えており、今後も、ナチュラリゼーションだけではなく、筋力トレーニングも行っていく予定である。

参考文献:

前十字靭帯断裂の自然治癒 21例目レポート

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前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

患者情報と受傷機転

41歳、女性、アメリカ人
 2022 年 2 月 4 日、彼女は、スキー中に左膝を捻って負傷した。2 月 10 日に、彼女は MRI検査を行い、診断は次のとおりであった。

前十字靭帯完全断裂

 2022年2月27日から、当院の前十字靭帯断裂自然治癒療法のオンライン治療を開始した。 彼女は 4ケ月間ナチュラリゼーション療法を続け、2022 年 7 月 5 日に二回目の MRI撮影を行った。

MRI レポート

 わずかに浮腫の徴候が前十字靭帯で検出され、中外1/3 で厚さがわずかに減少しているように見える。 おそらく小包の裂傷と残留靭帯のわずかな浮腫の持続を伴う「緊張」であろう。 ただし、靭帯構造は、遠位挿入路の適度な周囲の滑膜肥厚と靭帯周囲の液体層とともに、その全過程に沿ってはっきりと見える。(原文)

今後の展望と考察

 上記のMRIレポートによると、断裂した前十字靭帯は自然治癒し始めている。しかしながら、治癒過程は継続中であり、それが完了するまでにはしばらく時間がかかると予想される。 2回目のMRI撮影後、松本は、彼女に膝の全可動域訓練と、大腿四頭筋の筋力トレーニングを許可した。 彼女は、まだ患側の膝に脱力感を感じているが、日常生活に問題はないレベルまで回復している。 彼女は、スキーに復帰する意思があり、今後も、ナチュラリゼーション療法と筋力トレーニングを継続していく予定である。

患者インタビュー動画

参考文献

Ihara H, Miwa M, Deya K, Torisu K. MRI of anterior cruciate ligament healing. J Comput Assist Tomogr. 1996 Mar-Apr;20(2):317-21. doi
Pitsillides A, Stasinopoulos D, Giannakou K. Healing potential of the anterior cruciate ligament in terms of fiber continuity after a complete rupture: A systematic review. J Bodyw Mov Ther. 2021 Oct;28:246-254. doi

前十字靭帯断裂の自然治癒 ケース19

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前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

患者情報と受傷機転

32歳、男性、ルーマニア人
 2021年11月22日に柔術の練習中に右膝を負傷した。4日後、MRIを行い、診断は次のとおりであった。

前十字靭帯完全断裂

 患者は、2022年2月25日から松本じゅん接骨院の前十字靭帯断裂の自然治癒療法のオンライン治療を開始した。 受傷からすでに3か月が経過しており、自然治癒は難しいと予想された。 患者は、その難しさを理解しながらも、ナチュラリゼーションの運動療法を 3ケ月間続け、2022 年 5 月 26 日に二回目の MRI を撮影した。

MRIの評価

断裂した前十字靭帯の連続性を明確に確認できる。

今後の展望と考察

 前十字靭帯の完全断裂の受傷から3ケ月経過してからの自然治癒療法の開始にも拘わらず、鮮明な自然治癒に成功した貴重な症例です。 他の靭帯や半月板の損傷はなく、さらなるリハビリ訓練の後、スポーツに復帰できると考えられます。

参考文献

Ihara H, Miwa M, Deya K, Torisu K. MRI of anterior cruciate ligament healing. J Comput Assist Tomogr. 1996 Mar-Apr;20(2):317-21. doi
Pitsillides A, Stasinopoulos D, Giannakou K. Healing potential of the anterior cruciate ligament in terms of fiber continuity after a complete rupture: A systematic review. J Bodyw Mov Ther. 2021 Oct;28:246-254. doi

前十字靭帯断裂の自然治癒 ケース18

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前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

患者情報と受傷機転

34歳 男性 日本在住フィリピン人

 2021年10月24日、バスケットボールをプレー中に右膝を負傷。自重を右膝に乗せて方向転換をした際、右膝を捻って転倒。 1 週間後、MRI検査を行い、診断は次のとおりであった。
前十字靭帯完全断裂
外側半月板損傷

 2021年11月11日、対面にて、前十字靭帯断裂の自然治癒へ向けたナチュラリゼーション療法を開始した。対面とオンラインの治療を約5ケ月間続け、2022 年 4 月 30 日に再度MRI を撮影した。

MRIレポート

軽度の前十字靭帯の損傷の可能性があるが、継続性がよく保たれている。
外側半月板前節に断裂

今後の展望

 外側半月板損傷は残存しているが、断裂した前十字靭帯は、ほぼ自然治癒していた。今後の展望としては、3カ月間はスポーツ活動を控え、普通の日常生活を送るよう指示した。受傷1年後に再度MRI撮影を行う予定をしている。

参考文献

Ihara H, Miwa M, Deya K, Torisu K. MRI of anterior cruciate ligament healing. J Comput Assist Tomogr. 1996 Mar-Apr;20(2):317-21. doi
Pitsillides A, Stasinopoulos D, Giannakou K. Healing potential of the anterior cruciate ligament in terms of fiber continuity after a complete rupture: A systematic review. J Bodyw Mov Ther. 2021 Oct;28:246-254. doi

前十字靭帯断裂の自然治癒 ケース17

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前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

37歳、男性、オーストリア在住のオーストラリア人
 2021年11月3日、ロッククライミング中に左膝を負傷した。非常に低い位置から不意に落下し、膝が内側に入る角度で体重がかかってしまった。2週間後、MRI撮影に臨み、診断結果は以下に示す。

前十字靭帯完全断裂
内側半月板損傷
外側半月板損傷

 2021年12月8日より、当院のオンライン治療を開始し、ナチュラリゼーション療法を約4ヶ月間継続した後、2022年4月25日に再度MRI撮影を行った。

MRIレポート

外側半月板損傷
内側半月板損傷
前十字靭帯の断裂後、まだ浮腫が存在しているが、個々の線維束は連続性の兆候を示す。膝関節の腫脹が著しく減少している。

今後の展望

 半月板損傷はまだ残存しているものの、断裂した前十字靭帯に自然治癒が進行していた。患者には、脚の筋力強化を指示し、今後の予後について経過観察することになった。

参考文献

Ihara H, Miwa M, Deya K, Torisu K. MRI of anterior cruciate ligament healing. J Comput Assist Tomogr. 1996 Mar-Apr;20(2):317-21. doi
Pitsillides A, Stasinopoulos D, Giannakou K. Healing potential of the anterior cruciate ligament in terms of fiber continuity after a complete rupture: A systematic review. J Bodyw Mov Ther. 2021 Oct;28:246-254. doi

前十字靭帯断裂の自然治癒 ケース16

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前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

31歳、男性、日本人
2021年9月20日、バドミントンのプレー中、ジャンプで着地した際に左膝を捻った。2週間後、MRI撮影に行い、以下の診断結果を得た。
前十字靭帯断裂
内側半月板後節の損傷
外側半月板後節の損傷

2021年10月28日より、当院のオンライン治療を開始し、ナチュラリゼーション療法を約4ヶ月間継続した後、2022年2月25日にMRI撮影を行った。

MRIの診断結果:
ACL部分断裂
内側半月板後節の損傷
外側半月板後節の断裂

2021/10/05と2022/02/25のMRIを比較すると、断裂した前十字靭帯が自然治癒し始めていることが確認された。両半月板の断裂は、現時点では変化していなかった。患者には、前十字靭帯の連続性がより安定して回復するまで、ナチュラリゼーション療法を続けるように指示した。左膝の可動域は完全に回復し、膝の不安定感は無くなっていた。普通に歩けるようになり、日常生活も普通にも不自由なく過ごせるまでに回復していた。今後、ナチュラリゼーション療法の他、筋力トレーニングも行うよう指示し、経過観察していくことになった。

参考文献

Ihara H, Miwa M, Deya K, Torisu K. MRI of anterior cruciate ligament healing. J Comput Assist Tomogr. 1996 Mar-Apr;20(2):317-21. doi
Pitsillides A, Stasinopoulos D, Giannakou K. Healing potential of the anterior cruciate ligament in terms of fiber continuity after a complete rupture: A systematic review. J Bodyw Mov Ther. 2021 Oct;28:246-254. doi

子供の前十字靭帯断裂 自然治癒療法 ケース15

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前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

12歳、男性、インド人
 2021年9月20日、レッグカールの筋力測定中に、医師の不注意によって右膝を負傷した。 10月4日にMRI撮影を行い、次のような診断を担当医師が下した。
前十字靭帯の完全断裂。 大腿骨付着部の断裂であった。後十字靭帯、内側側副靭帯、外側側副靭帯、半月板に損傷は無かった。

2021年10月22日から、当院のオンライン治療を開始した。ナチュラリゼーションと呼ばれる進化発生学に基づいた運動療法を約4ヶ月継続したのち、2022年3月2日に、再度、MRI画像を撮影した。

担当医師によるMRI画像診断を以下に示す。
前十字靭帯の大腿骨付着部に僅かに高信号が見られるが、連続性を保っている。線維の一部が、大腿骨外側顆内側面と癒着している。脛骨付着部では、前内側線維、後外側線維ともに連続性を保っている。

上記の診断結果により、変形治癒している箇所があるものの、断裂した前十靭帯の自然治癒が概ね始まっていることを確認した。今後は、運動強度を段階的に上げていき、彼の希望するテニス競技への復帰を目指していくことになった。

当院の前十字靭帯断裂の自然治癒療法の症例では、この12歳というケースが最年少です。(2022年3月末時点)小児期の前十字靭帯断裂患者への再建手術は、骨の成長を妨げるリスクがあるため、回避される傾向が高いのが現実です。 そのため、小児の前十靭帯断裂に対しては、現在のところ、有効な治療法がありません。治療法も無く、骨の成長が止まるまで激しいスポーツを禁止される子供たちの多くは絶望してきました。今後は、小児の前十字靭帯断裂の自然治癒症例数を蓄積していき、ナチュラリゼーション療法の有効性を示していきたいと願っています。

参考文献

Ihara H, Miwa M, Deya K, Torisu K. MRI of anterior cruciate ligament healing. J Comput Assist Tomogr. 1996 Mar-Apr;20(2):317-21. doi
Pitsillides A, Stasinopoulos D, Giannakou K. Healing potential of the anterior cruciate ligament in terms of fiber continuity after a complete rupture: A systematic review. J Bodyw Mov Ther. 2021 Oct;28:246-254. doi

前十字靭帯断裂の自然治癒 ケース13

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前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

21歳、男性、ラグビー選手、日本人
2021年5月12日、ラグビーの練習中に、左にフェイントを切る際、右膝を捻った。(非接触型)整形外科を受診し、5月13日にMRI撮影を行い、前十字靭帯断裂と診断された。

2021年5月15日から、当院の自然治癒療法のオンライン治療を開始した。ナチュラリゼーションと呼ばれる進化発生学に基づいた運動療法を4ヶ月継続したのち、新たにMRI画像を撮影した。

断裂した前十字靭帯の連続性が確認され、自然治癒していることも確認された。これにより、競技復帰へ向けてアスレチックリハビリテーションを開始し、運動強度を段階的に上げていくことを許可した。受傷7カ月が過ぎた12月26日、全国大学ラグビー選手権準々決勝において公式戦復帰を果たし、トライを決めた。

前十字靭帯断裂の自然治癒 ケース12

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前十字靭帯断裂の自然治癒療法

前十字靭帯断裂自然治癒の症例集

46歳、女性、日本人
2021年8月30日、柔術の練習中に、左膝を捻った。整形外科を受診し、9月3日にMRI撮影を行い、前十字靭帯断裂と診断された。

2021年9月20日から、当院の自然治癒療法のオンライン治療を開始した。ナチュラリゼーションと呼ばれる進化発生学に基づいた運動療法を3ヶ月継続したのち、新たにMRI画像を撮影した。

断裂した前十字靭帯の連続性が確認され、自然治癒していることも確認された。これにより、リハビリ過程における運動強度を上げていくことを許可し、受傷以前の運動レベルに戻していくためのリハビリを開始した。前十字靭帯断裂から2ヶ月以内にナチュラリゼーション療法を開始し、これを3ヶ月以上継続したは、11件中11件ともMRI画像において、自然治癒が確認された。

第63弾!そして花は咲く。2019.3.1

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こんにちは、松本淳です。

いやー、やっと三月になりましたね。

春ですよ、春到来!

私は春が一番好きです。

だってお花が咲く季節だから。

私はバラをはじめ、いろんな植物を育てています。

先週に土の植え替えも終わり、後はお花が咲くのを待つばかりです。

ところで、お花ってなんであんなに綺麗なのか知っていますか?

あれは受粉してくれる蜂に見つけてもらるためなんです。

植物も生存競争をしていて、より美しい花が生き残ってきたわけなんです。

蜂はお花から蜜を吸いますが、その代わり受粉してくれるんです。

自然界は食物連鎖というギブ&テイクで成り立っています。

テイクだけってありえないんですね。

あんまり言いたくないんですけどね、私からただで情報を得てお金にして売っている人がいます。

私から習っておいて、私の邪魔をしようとする人もいます。

ライオンにはライオンの正義があり、ハイエナにはハイエナの正義があるので仕方ありません。

私はライオン派なので、人様のものは横取りしません(笑)

私はギブ&テイクしないようにしています。

ギブした相手からテイクしたらそれで終わりなんですが、私はそれが好きではありません。

ライオンが死んだら、土に還って、それで植物が育ち、それを食べるシマウマが育つわけです。

ギブしたものは、巡り巡って自然と還ってくるという考えです。

キャッチボールではなくて、幸運の循環を大切にしています。

そんなことより、最近になってようやく前十字靭帯断裂の患者が増えてきました。

一人は舞鶴のもり接骨院からのご紹介のバスケ女子。

受傷後2カ月経ってからの来院なので、自然治癒はかなり厳しいと予想していますが、現在全力で治療しています。

月1で来院してもらって、週3でもり接骨院に通ってもらっています。

私は横取りはしないので、絶対に返します(笑)

二人目は名古屋からの陸上選手で、アカデミーに通っている大学生のご紹介です。

受傷後1ヶ月での来院で、こちらも自然治癒は厳しいと予想していました。

しかし、通院から2ヶ月目のMRI画像で、断裂靭帯が修復し始めていることを確認出来ました。

受傷後3ヶ月でジョギングを開始し、半年で競技復帰を目指しています。

その他には、ネット治療院でセッションをしているマレーシア人、インド人、ポルトガル人です。

ポルトガル人は受傷後すぐだったので、一回目のセッションで機能的にはかなり回復しているようです。

マレーシア人とインド人は受傷後2ヶ月経ってからのセッション開始なので、かなり苦労しています。

それでもマレーシア人は、セッション開始から2ヶ月で日常動作が改善してきました。

このマレーシア人がかなり厄介な方でして、何度か口論してきました(笑)

『私の周りは皆ネット治療に反対している。マレーシアで膝の権威と言われるドクターはナチュラリゼーションに反対している。』

何度もそういう事を言ってきたので、ちょっとカチンときました。

『そんなん知るか。信じてるんならやれ。やってから言え。俺が治ると言ったら治るねん!』

そしたら、奥さんが画面に出てきて、こう言うわけです。

『うちの主人治るんですか?本当に治るんですか?本当ですよね?』

なんで奥さんと口論せなあかんねん。。。

そして、暫くしてから彼はこう言ってきました。

『先生!治ってきたよ!おいらの膝、治ってきたよ!』

結果を出せば、信じてくれるんだなと痛感しました。

という訳で、このネット治療院インターナショナルはかなり大変です(笑)

言葉の違いもありますし、人種の違いもあって結構格闘しています。

ネット治療では生で触れないので、絶対に治るという確信が無いと出来ないと思います。

そのうちまがい物が増えると思いますが、それまでに信用されるものにしていきたいと思います。

そんなこんなで、色んなことがありましたが、長い冬もやっと終わりますね。

3月は久しぶりに横浜と、そして初めての博多でセミナーを開催します。

ぜひ、生でお会いしましょう!

では、また!

Ci vedremo!