進化機能解剖学9 肩の進化論2

今回は、上肢帯の起源である「肩帯」について解説していく。

脊椎動物の起源は、ナメクジウオが属する頭索動物であるという説が有力であり、その頭索動物から魚類が誕生した。

魚類の鰭が陸上生活で進化してしたものが手や腕となった。

上肢帯の基部を構成する部分を「肩帯」と呼び、以下の骨で構成される。

肩甲骨

上肩甲骨

前烏口骨

烏口骨

上鎖骨(擬鎖骨)

上上鎖骨(上擬鎖骨)

鎖骨

間鎖骨

ここで挙げた骨は特定の動物群にしか現れない物や、進化の過程で消滅したりする物が含まれており、これら全てを同時に持つ脊椎動物はいない。

間鎖骨以外は左右対である。(1)

まずは魚類の肩帯について紹介する。

コイ科魚類の骨格(2)

上野輝彌・坂本一男(1999)『魚の分類の図鑑』 東海大学出版会 より

上擬鎖骨(20)擬鎖骨(21)肩甲骨(22)烏口骨(23)

頭部側面観(3)

上野輝彌・坂本一男(2005)『新版 魚の分類の図鑑』 東海大学出版会 より

烏口骨(CC)擬鎖骨(CL)肩甲骨(S)上擬鎖骨(SCL)

肩帯とそのいろいろな骨(3)

落合明編(1994)『魚類解剖大図鑑』 緑書房 より

後側頭骨(PT)上擬鎖骨(SCL)擬鎖骨(CL)肩甲骨(S)後擬鎖骨(PCL)烏口骨(CC)

肩帯を構成する骨において、鎖骨群は頭蓋骨後縁部から派生した骨であるため、頭蓋骨と同じく皮骨性骨格である。

その他の骨は内骨格性骨格である。

一部の魚には、俗に「鯛の鯛」と呼ばれる部位がある。

これは胸鰭を構成する肩帯の形がその魚に似ていることが名前の由来とされている。(4)(5)

落合明編(1994)『魚類解剖大図鑑』 緑書房 より
高知新聞朝刊(2013年2月2日) 表情?豊かな鯛の鯛 より

肩甲骨は、鰓裂後方部を構成する骨から派生したものと考えられている。

初期の脊椎動物である魚類の肩帯は、ただ胸鰭を動かすためのものであった。

魚類から両生類への進化で肩帯に起こった最も重要なことは、上上鎖骨が消失したことにより、肩帯が完全に頭蓋から切り離されたことである。

これにより、前肢は自由度が増し、さらに”頚部”が生まれる要因にもなった。(1)

鎖骨群は頭部から切り離された後下方へ下がり、間鎖骨によって左右の鎖骨は連結されることになる。

ヒキガエルの肩帯(1)

1.上肩甲骨 2.肩甲骨 3.鎖骨 4.前烏口骨

魚類では、肩帯は胸鰭を動かす為だけに存在しているが、両生類になると体を支持するという機能も合わせ持つようになった。

陸上では水中程方向転換が容易ではないことから、頸部の自由度が必要になったと想像出来る。

肩帯は頭部からを分離することで、その自由度とロコモーション機能を高めることが出来た。

爬虫類になると、前烏口骨の後方に新たな化骨中心が現れ、それが烏口骨となった。

さらにほとんどの進化系列で上鎖骨は退化傾向を示し、最終的に消失する。

主竜類の系統が内骨格性肩帯として肩甲骨と前烏口骨が基本となるのに対し、単弓類の系統では前烏口骨が退化していき、肩甲骨と烏口骨が内骨格性肩帯の主要な構成要素となっていく。

現生の爬虫類でいうと、肩甲骨・前烏口骨・鎖骨・間鎖骨が肩帯の基本的な構成骨である。

ただし、主竜類は鎖骨も退化の傾向を示すので、ワニ類には鎖骨はない。(1)

ワニの骨格(6)

爬虫類は哺乳類の祖先ではなく、両生類から派生した単弓類が哺乳類の祖先である。

両生類から別に派生した爬虫類から恐竜、鳥類が派生し、哺乳類は別系統の単弓類から派生したのである。

鳥類の基本的な構成は、爬虫類の主竜類と同じである。

ただし左右の鎖骨(とおそらく間鎖骨も)は癒合してV字またはY字形となっており、叉骨 (furcula) または暢思骨 (wishbone) という名で呼ばれることがある。

肩甲骨は薄く細長くなって伸張し、脊椎とおおむね平行になっている。

前烏口骨も棒状に伸張するが、肩甲骨とは異なり強く頑丈になっている。

これは巨大な胸骨に起始し上腕骨に至る強大な飛翔筋が収縮する際の荷重に耐えるためであると考えられている。(1)

ハトの骨格(7)

叉骨(3)烏口骨(4)竜骨突起(6)肩甲骨(19)

単弓類の盤竜類段階で持っていた肩帯構成骨は、肩甲骨・前烏口骨・烏口骨・上鎖骨・鎖骨・間鎖骨の6種であった。

しかし、そこから獣弓類を経て哺乳類に進化した際に失った骨は上鎖骨のみである。

単孔類のカモノハシは肩甲骨・前烏口骨・烏口骨・鎖骨・間鎖骨の5種の骨からなる肩帯を保持している。

現在のヒトを含む真獣類が持っている肩帯構成骨は肩甲骨・鎖骨の2種にまで減少しており、単孔類の肩帯が原始的であるという言われ方をするのはそのためである。

その後の進化の中で、間鎖骨と前烏口骨は消失し、烏口骨は肩甲骨と癒合して烏口突起 (coracoid process) と呼ばれる部位になった。

烏口突起とはヒトではその名の通り鳥のくちばしのように鍵形に曲がった突起であり、むしろ烏口骨という名称が烏口突起に由来している。

それとほぼ時を同じくして、それまでの肩甲骨の前縁から更に前方に筋の付着面が形成され、その新しい付着面を棘上窩、それまで前縁だった部分を肩甲棘、それまでの筋付着面を棘下窩と呼ぶようになった。

最終的には、真獣類の肩帯の内骨格性成分は肩甲骨のみとなっている。一方、皮骨性骨格成分として最後に残ったのは鎖骨である。鎖骨は上腕を様々な方向に回転させる樹上性の動物ではよく発達しているが、有蹄類・食肉類などを始めとした多くの群で消失している。

これは、走行・跳躍など前肢の前後への運動が主となる場合には、肩甲骨遠位部の自由度を大きくしておいた方がよいためであろうと解釈されている。

ヒトの肩帯(1)

哺乳類でもウマ、イヌ、ウシ、ゾウの様な走行性の哺乳類等では退化している場合も多い。

木登りをするネコには鎖骨が存在するが、木登りをしないチーターには鎖骨は無い。

鎖骨がないといわゆる抱きつく所作(前脚を内側に曲げ保持すること)が困難で鎖骨のない動物は木登りができないことから、早期に草原に進出した動物は長距離移動に適応して鎖骨が退化し、長期間森林に生息した動物には鎖骨が残っているのではないかと考えられている。(1)

ネコの鎖骨(8)

鎖骨が残存する必要性は挙上位での上肢のコントロールであり、樹上で生活をする霊長類の鎖骨は退化していない。

ナチュラリゼーションにおける『這うワーク』は、魚の胸鰭から進化した両生類の上肢の動きをモチーフにしており、その上肢の原始的な機能を取り戻す意味があると言えるでしょう。

参考文献

(1)ウィキペディア,https://ja.wikipedia.org/wiki/肩帯,2019年9月27日アクセス

(2)上野輝彌・坂本一男(1999)『魚の分類の図鑑』 東海大学出版会 

(3)上野輝彌・坂本一男(2005)『新版 魚の分類の図鑑』 東海大学出版会 

(4)落合明編(1994)『魚類解剖大図鑑』 緑書房

(5)高知新聞朝刊(2013年2月2日) 表情?豊かな鯛の鯛
  
(6)Wikipedia Crocodilian armor,https://en.wikipedia.org/wiki/Crocodilian_armor2019年6月19日アクセス.

(7)ウィキペディア,https://ja.wikipedia.org/wiki/鳥類の体の構造,2019年9月27日アクセス

(8)Radiographic Signs of Joint Disease in Dogs and Cats,https://veteriankey.com/radiographic-signs-of-joint-disease-in-dogs-and-cats/,2019年9月27日アクセス

進化機能解剖学7 股関節の進化論

今回は、股関節の解剖学と機能について系統発生学的に解説してみようと思います。

系統発生学的には、ヒトの手足は魚のヒレから進化したと考えられています。

魚類から両生類に進化した時に、川底や陸上で前進するためにこのヒレは手足へと進化しました。

(2)Clack, J. A. 手足を持った魚たち より

両生類であるカエルとオオサンショウウオの骨格を見てみましょう。

手足は脊柱に対して外側を向き、形態的にも手足は非常に類似しています。

上腕骨と大腿骨の形態も非常に類似しています。

水を掻くためのヒレは、地面を支えるための手足へと進化しました。

そのため、肩と股関節は90度外旋していきました。

爬虫類になると陸上での生活が主になり、体と地面との摩擦を軽減して前進するために、四肢で地面と押す筋力が発達しました。

ワニの骨格をご覧ください。

両生類に比べて四肢の骨がかなり太くなっています。

両生類から哺乳類へと進化する時に、四肢は大きく形態を変えることになります。

四肢が地面に対して直立していくという大進化を遂げました。

Tom Hogervorst, Evie E. Vereecke 2014.Evolution of the human hip. Part 1: the osseous framework.J Hip Preserv Surg. 2014 Oct

Aが爬虫類、Bがネズミのような初期哺乳類、Cがネコやウマのような哺乳類

爬虫類から哺乳類へと進化する過程において、上肢は外旋し、下肢は内旋して両肢共直立していきました。

そういった進化から、哺乳類では肘と膝が向き合う形態になったのです。

その後、哺乳類から類人猿、そしてヒトへと進化していく訳ですが、ここでも大きな大進化を遂げることになります。

四足歩行から、直立二足歩行へという大進化が起こりました。

その中間となる類人猿とヒトの形態的違いを見てみましょう。

Tom Hogervorst, Evie E. Vereecke 2014.Evolution of the human hip. Part 1: the osseous framework.J Hip Preserv Surg. 2014 Oct

類人猿は腰が丸く、膝と股関節も曲がっています。

ヒトは完全な直立を獲得するために、膝と股関節を伸展させ、かつ骨盤を前傾させたのです。

骨盤の前傾によって腰椎も前湾し、安定した直立のために脊柱のS字形を獲得していったのです。

ヒトの個体発生において、進化の歴史は繰り返されています。

赤ちゃんは両生類的な開排位で生まれてきます。

そこから更に股関節を90度外旋した爬虫類の動きは殆ど行いません。

哺乳類的な動きであるハイハイで股関節は内旋するので、爬虫類的なパターンは省略されたものと考えています。

ヒトの股関節が完全に進化したと言えないのは、直立した時に大腿骨頭が寛骨臼から前へはみ出てしまうという点にあります。

形態的には、ヒトは未だに無理をして直立をしていると言えるでしょう。

股関節にとって楽なポジションは、関節面が一致する屈曲位です。

しかし、この屈曲位のまま直立していると、骨盤後傾によって様々な障害を引き起こします。

系統発生に従って、開排位と四つ這いのポジションで、しっかりと股関節を発達させてから直立へと移行することが重要であると考えます。

股関節を正常に発達させるワークの一つである「ずりばい」をご紹介します。両生類の動きをモチーフにしています。

参考文献

(1)第36話私たちの身体に魚の痕跡(その1) タイのタイ, https://blogs.yahoo.co.jp/horitujoy/39886285.html 2019年6月19日アクセス.

(2)Clack, J. A. 手足を持った魚たち――脊椎動物の上陸戦略. 池田比佐子訳. 東京, 講談社, 2000. p.156

(3)ありんこ日記 AntRoom,http://blog.livedoor.jp/antroom/archives/51085457.html2019年6月19日アクセス.

(4)フィットネスクラブ シナジー オオサンショウウオ 骨格, https://ownfitnessclub.amebaownd.com/posts/53118332019年6月19日アクセス.

(5)Wikipedia Crocodilian armor,https://en.wikipedia.org/wiki/Crocodilian_armor2019年6月19日アクセス.

(6),(7)Tom Hogervorst, Evie E. Vereecke 2014.Evolution of the human hip. Part 1: the osseous framework.J Hip Preserv Surg. 2014 Oct

進化機能解剖学6 足の進化論2

足のアーチは、現代ではホモ・サピエンス特有の構造であり、同じヒト科の動物であるゴリラやチンパンジーには無いものである。

(1)

(1)の図のように、チンパンジーの足にはアーチ構造が無く、母趾は大きく外に開いている。

これは樹上生活で枝や蔓を足で掴む行動をしているからである。

我々ヒトとチンパンジーの先祖はおよそ700万年前に分岐したと言われ、ヒトはその後樹上生活を止めて地上へ下りてきたと言われている。

チンパンジーと分岐した後、現在までに発見されている最古のヒト科ヒト属の先祖が「サヘラントロプス」である。

サヘラントロプスはおよそ700〜600万年前に生息していたと考えられている。

年代は少し新しなって、およそ440万年前に生息していたとされる「アルディピテクス・ラミダス」の化石が発見された。

彼らの骨格のイメージはこのようになっていたと想像される。

(2)

彼らは樹上生活と地上生活を行き来していたと想像され、地上では直立二足歩行をしていたようだ。

足の構造も現代のヒトとチンパンジーの中間くらいの構造をしており、母趾は外転していた。

タンザニアのラエトリの370万年前の地層から発見された有名な旧人類の足跡のイメージを次に示す。

(3)

Aは現人類の足跡、Bは現人類が膝と股関節を曲げた歩容で付く足跡、Cがラエトリで発見された足跡である。

Bは直立二足歩行をまだ完全に獲得していない旧人類の歩容を模倣した足跡である。

CがBと異なり、Aと類似していることから、ラエトリの足跡は現人類に近い直立二足歩行を獲得した旧人類のものと考えられてきた。

どの種の人類かを断定することは出来ないが、アウストラロピテクス・アファレンシスの足跡であったと想像されている。

アウストラロピテクスの化石の分布は、人類が発祥したと言われる東アフリカを中心としたアフリカ大陸であったが、200万年前頃から現れたホモ属はヨーロッパやアジア大陸まで進出していった。

これはホモ属の歩行能力がアウストラロピテクスよりも進化していることを示してる。

そして、このホモ属はアウストラロピテクスが行っていなかった狩猟採集生活を始めたのだ。

つまり、ホモ属の足は直立二足で長い距離を走ることに適応したのだ。

外転した親趾は歩行や走行には邪魔でになるため、走ることを得意としている多くの哺乳類は親趾を退化させた。

ヒトの先祖は樹上生活に適応させるために、親趾の機能を進化させてきた。

現代のヒトの手と同じように、物を掴めるように進化させてきた。

樹上生活を止めたヒトの先祖は、陸上での効率的な直立二足歩行のために親趾を退化させるか進化させるしかなかったものと考える。

そして、ヒトの先祖は親趾を退化させるのではなく、内転位に変形させ、前方へ向けることで地面を親趾で押すという進化を選んだ。

歩行時に親趾を背屈させることで歩行の効率を上げていったとされる。

ホモ属だけが足のアーチを獲得し、ウィンドラス機構と呼ばれる直立二足歩行に効率化をもたらす機能を手に入れた。

(4)

このウィンドラス機構によって、重心移動の効率化、着地衝撃の吸収力、そしてバネとしての反発力を得ることができた。

アウストラロピテクス以前の直立二足歩行はチンパンジーと類似した、股関節と膝関節を屈曲させた姿勢だったと想像されている。

ホモ属は足のアーチを獲得することによって、衝撃吸収と反発を股関節と膝に依存させる必要が無くなったのだ。

そして、ホモ属は膝と股関節の完全伸展を獲得し、その結果、腰椎は前湾し、脊柱のS字形を手に入れた。

歩行能力を進化させていったホモ属は、アフリカを出て全世界へと拡散していったのだ。

リーバーマンによると、ヒトは狩猟採集生活で走ることによって足のアーチを獲得したとされる。(5)

しかし、これはまだ仮説であり、走ることで足のアーチが進化したのか、足のアーチを獲得した後に走れるようになったのかは分かっていない。

私の仮説では、足のアーチを獲得した後に走れるようになったのではないかと考えている。

母趾を背屈させて母趾で地面を押すという環境で足の内側アーチは発達していく。

自然環境でのこの動作は、傾斜のある山を登るということである。

私の開発したダイナミックアーチというのは、その環境を模倣して平地で行うものである。

足のアーチの起源を探る旅で私を悩ませてきたのは、ヒトだけが足のアーチを持っているということである。

そのため、ヒトの赤ちゃんが立ち上がって歩くことによって、足のアーチを発達させるものと考えてきた。

系統発生を純粋に反復するとすれば、その理論は正しいはずである。

しかし、ヒトの個体発生の過程を見ると、赤ちゃんは這うときに母趾を背屈させて地面を押しているのだ。

生まれた時はサルのようなアーチの無い足だが、這うときに既にアーチ形成のための準備運動を始めているのだ。

これを模倣した運動がクラシックダイナミックアーチである。

個体発生は系統発生を繰り返すというのが反復説であるが、実際には時系列的に正確に反復するとは限らず、必要に応じて修正されているはずである。

リーバーマンの仮説を信じて、裸足で走る人々が一時的に増えた時代があった。

しかし、大多数が困難に直面して挫折していった現象があり、私は彼の仮説に疑問を抱いてきた。

靴が足の発育に弊害をもたらすことには同意するが、それよりも深刻なことは乳児期に靴下を履き、アーチ形成を阻害する悪習慣である。

レッスン8の足のアーチのワークでは、樹上生活を模倣した足ゆび歩きで足裏の筋肉を発達させるワークを最初に導入した。

その次に、母趾の背屈からの屈曲というダイナミックアーチで足のアーチを形成するワークを導入した。

ヒトの先祖が樹上生活で過ごし、そして大地に降りて直立二足歩行で歩きだしたという進化の歴史を再現したのである。

参考文献

(1)Elftman, H. and Manter, J. (1935a). Chimpanzee and human feet in bipedal walking. Am. J. Phys. Anthropol. 20, 69-79.

(2)Image of Sahelanthropus courtesy of Michel Brunet; drawing of Ardipithecus copyright © 2009 Jay Matternes.

(3)David A. Raichlen, Adam D. Gordon, William E. H. Harcourt-Smith, Adam D. Foster, Wm. Randall Haas, Jr PLoS One. 2010; 5(3): e9769.

(4)Hicks, J. H. (1954). The mechanics of the foot. II. The plantar aponeurosis. J. Anat.88, 25-30.

(5)Daniel Lieberman,The story of the human body:Evolution, Health, and Disease,Vintage,2014

進化機能解剖学5 足の進化論1

系統発生の歴史の中で、人類の先祖が四足歩行から二足歩行を獲得したことで、足の役割は大きく変化しました。

体重の支持を四点から二点に減少させることは、姿勢制御において不利になったと言えます。

人類の祖先は、いきなり四足から二足で立ったわけではなく、樹上でサルのような生活をしてから地上へ降りてきたと言われています。

樹上で、手で枝を掴みながら直立二足歩行と類似した移動様式を学習してきたとも言えます。

地上では、掴む枝もないわけですから、完全に両足二点だけで姿勢を制御しなければならなくなりました。

したがって、足の姿勢制御の機能は、数段階進化したものと考えられます。

踵を地面に着くことで、足を点ではなくて面として機能させることで姿勢制御能力を向上させていきました。

ABCという三点支持で足裏を面として機能させています。(1)

支持基底面を広げて姿勢制御を安定させているわけですが、もう一つ重要なことがあります。

それは、足裏のセンサーとしての機能が、直立二足歩行では必要不可欠なファクターなのです。

人間の足裏の面積は、基底面としてだけ直立二足支持の定性を得るには不十分なのです。

直立二足歩行ロボットASIMOでさえも、足裏の面積は人間のそれよりもかなり広く設計されています。(2)

すなわち、小さい人間の足裏の面積で直立二足支持を制御するには、高度な足裏のセンサーが必要になるのです。

足裏のメカノレセプターという感覚器からは、地面の形状や傾斜、足部の関節の角度、そして圧力などの情報が中枢神経へ伝達されます。

こういった感覚器としての機能のレベルを数段上げないと、直立二足歩行は不可能なのです。

最新鋭の直立二足歩行ロボットATLASは、ロボットには困難だった足裏の二点支持だけでの歩行を可能にして世間を驚かせました。(3)

https://youtu.be/_5PtxHsr038

最先端のロボット技術は、人間に近い動きを可能にしましたが、我々は既にそれ以上の高度なセンサーを足に備えているのです。

では、人間の足に戻りましょう。

足には、26個の骨と沢山の足底筋群が存在します。(4)(5)

(4)
(5)

これらが全て正常に機能しないと、人間の姿勢制御は困難になります。

乳児期の足の発達不良だけではなく、靴を履く生活によって、足の機能は慢性的に制限された状態になっています。

足のセンサー機能の低下は、古いロボットのような動きでしか自身を制御できないこと意味します。

レッスン5の動画に、「裸足ウォーク」というメニューを入れたのは、制限された足の機能を回復させるという意図があります。

参考文献

(1) 中村隆一、斎藤宏、長崎浩(2003)「基礎運動学 第6版」医歯薬出版株式会社

(2) ダンスを踊るASIMO 2011年モデル。Hondaウエルカムプラザ青山にて。,https://ja.wikipedia.org/wiki/ASIMO#/media/File:ASIMO_2nd-gen_model_dancing.jpg2019年5月17日アクセス.

(3) Atlas Walking over Partial Footholds,https://www.youtube.com/watch?v=_5PtxHsr038&feature=youtu.be2019年5月17日アクセス.

(4)、(5) Frank H.Netter、相磯貞和訳(2004)「ネッター解剖学アトラス(原書第3版)」株式会社南江堂

第37弾!骨盤後傾病を撃退する!の巻。2018.1.15

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こんにちは、まつじゅんです。

皆さま、お正月は如何お過ごしでしたか?

私は家に引きこもって駅伝ばかり観てました。

選手の走りがどうのこうのと独り言を呟いたり、

ケニア人選手を観て、友達のケニア人も日本に連れてきたいなとかとか。

最近はテレビもあまり観なくてなっていまして、夜も9時に寝るという生活w

夜って無駄やなって最近思うんです。

夜は消費しかしていない。

無駄な時間を消費して、無駄なお金も消費して。

朝は生産、夜は消費。

そうなら夜を棄てて朝早く起きようかなと。

それに気付くのに40年も掛かったなんて馬鹿ですね、私。

それはそうと炬燵でテレビばっかり観ていると体はどうなるのか?

骨盤が後傾しただらっとした姿勢で観てしまうものです。

正座してテレビ観いてる人ますか?

まあ、この骨盤後傾というのが姿勢に関しても運動に関しても厄介なんですね。

治そうと思ってもなかなか治らないんです。

原因は何かと考えると、赤ちゃんの時にお座りとハイハイをしっかりしていないからなんです。

赤ちゃんのお座りの時期に背もたれがあると骨盤が起きないんですね。

赤ちゃんに背もたれは要りません。

以前にも書きました靴下の害もそうですが、今の現代の環境でもちょっとした知識があるだけで、

赤ちゃんの成長を妨げずに済むのです。

しかし、このお座り不足というのは大人になってどうしたら良いのか分かりません。

座禅を組むくらいでしょうか。

ナチュラリゼーションにどう組み込もうかと悩んできました。

私の教室に二年間毎週通ってくれているある少年の話なんですが、

この骨盤後傾だけは治らなかったんですね。

二年掛けても前屈も開脚も出来ないんです。

ナチュラリゼーションの限界なのかなとも思っていました。

骨盤前傾というのは、お座りとハイハイで形成されると考えています。

ハイハイもこの少年と一緒に100メートルはしてきたんです。

しかし、なかなか骨盤前傾出来ない。

ハイハイもキロ単位でやらないとダメなのかなと。

流石にキロ単位のハイハイを行うのは酷です。

さてどうしよう。

ここで諦めないのが私の変態たる所以ですw

ハイハイは下の写真のように骨盤で体重を支持する運動なんですね。

写真の緑の線です。

よし、ここに数倍の圧を掛けてみよう。

名付けて『ハイハイエックス』

動画では見えづらいですが、両手で寛骨に圧を掛けているんです。

骨盤のクランク運動まで手で誘導できるという優れものです。

普通の人が見たら単なるお馬さんごっこですね。

ハイハイ不足だった人はまず出来ないですね。

ハイハイが出来ているようで出来ていない人が一発で分かります。

これはめちゃくちゃキツイんですけど、立った瞬間に感じます。

あー、これが骨盤で立つということか!!!

今まで出来ているつもりだったワン!!!

このハイハイエックスをやり出してから、動画の彼もあの少年も骨盤が前傾してきたんです。

いやー、ナチュラリゼーションに終わりは無いですね。

私が知らないだけで。

危機とか不可能に直面した時がチャンスですね。

この人を何とかするんだという思いがあれば、知恵は湧いてきます。

逃げ道を作っていると知恵は湧いて来ない。

ですから敢えて危機を探して危機に向かわないとダメですね。

メッシが敢えて敵に向かってドリブルしていくみたいな。

では、今年も宜しくお願いいたします。

Chao!

進化機能解剖学2 人類の顎の退化とその弊害

今回は、人類の顎の退化とその弊害について解説していきます。

人類は狩猟採集時代には、硬くて大きい食べ物を食べていましが、農業が始まってから調理をするようになりました。

その結果、食べ物は小さくて柔らかいものが主流になり、人類の顎はどんどん退化していったとされています。

そういった退化から、顎が小さくなり、口腔のスペースも小さくなったわけです。

狩猟採集時代の人類の歯は親知らずまでしっかりと生え揃っていたことが分かっています。

口腔が狭くなった現代人は、親知らずだけではなく、その他の歯も真っすぐに生え揃わない割合が高くなっています。

写真1 文明化以前の人骨の歯並びと生え揃った歯

写真2 歯並びの悪い現代人の例

写真1では、親知らずまで含めた32本の歯が綺麗に並んでいます。

写真2では、非先進国から先進国へ移住したある兄弟の写真です。

左の兄は、非先進国に住んでいた期間が右の弟よりも長く、固い自然食を食べて成長したとされる。

右の弟は、発育盛んな幼い時期に先進国に移住したため、加工食品で育ち、そのため歯並びが悪くなったとされる。

口腔が狭くなって歯が綺麗に生えないほど、現代人の顎は退化しているのです。

顎が退化すると、顎は後ろに後退して、気道を圧迫します。

実は、これが一番怖い現象なのです。

気道を圧迫するので、口を開けて舌を前に出さないと呼吸出来なくなります。

写真3 口呼吸による気道の圧迫

要するに、顎の退化が現代人の約半数に及ぶ口呼吸の一番の原因なのです。

口呼吸では、顎が後退し、顔も縦に長くなっていきます。

写真4 口呼吸と鼻呼吸の顔の発達の違い

口が閉じていると、舌は上顎骨の口蓋と密着しています。

この舌と下顎からの下から上へのの圧力で、上顎骨の位置が決まります。

口が開いていると、この圧力が無くなるので、上顎骨は下へと下がり、顔は縦長に成長するのです。

そして、正常な口蓋の形というのは、密着している舌によって形作られていきます。

写真5 口蓋の形成と舌のポジション

口蓋が正しく形成されないと、歯が真っすぐに生えるスペースがなくなり、歯並びが悪くなります。

現代人の顎が退化していった理由は、次のように考えられています。

1.母乳で育てる習慣が減り、吸い付くという運動の不足による口腔の発育不良。

2.調理された食材や、加工された柔らかい食材に偏った食生活による、噛む力の低下。

3.西洋式の食品は、酸性食品が多く、歯の発育を弱体化させている。

4.現代社会は、下を向く作業が多く、正常な顎関節運動に必要な頸椎の前弯が消失していく現象。

ナチュラリゼーションの顎ワークでは、顎関節の可動域を最大限に広げ、口腔のスペースを広げる作用があります。

舌運動の活性化により、下顎を前方へ戻し、気道圧迫を解消させ、正常な鼻呼吸を獲得させていきます。

また、頸椎の伸展と連動させて行うことから、頸椎の生理的前弯を獲得し、顎と頸椎のスムーズな連動運動を回復させていきます。

最後に、口呼吸が惹き起こしうる健康への悪影響を述べます。

1.ドライマウス、ドライリップ、乾燥肌

2.睡眠時のいびきや無呼吸症候群

3.呼吸器疾患と免疫力低下

4.喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー

5.歯周病と齲歯

6.乳児期の睡眠不良による脳の発達不良から引き起こされる精神疾患

7.歯並びの不良と顔の発育不良

これらの病気や病因を、ヒトが文明社会で生きることによって招いた発達不良と捉え、ナチュラリゼーションによってこれらの発達不良を克服していくことが使命と考えています。

参考文献

Sandra Kahn and Paul R.Ehrlich.(2018).Jaws:the story of a hidden epidemic.

Patrick McKeown(2016).The Oxygen Advantage: Simple, Scientifically Proven Breathing Techniques to Help You Become Healthier, Slimmer, Faster, and Fitter

進化機能解剖学1 顎関節

顎関節(がくかんせつ、英: Temporomandibular joint)とは、頭蓋の下顎窩と下顎骨の下顎頭を連結している関節である。

シンプルなイメージではこのような関節になっています。

詳しい図はこちら。

膝関節や肩関節と同じように滑膜性関節であり、顎関節内には関節円板が存在します。

人間の噛む力はおよそ体重程あり、テコの原理を考えると顎関節面には数倍のストレスがかかる。

咀嚼時には、左右別々の動きをしながらも同時に動くため、その運動の自由度をサポートするために関節円板が必要であると考えられる。

顎関節に作用する主な筋を図で示す。

閉口筋 

咬筋

https://ja.wikipedia.org/wiki/咬筋 より引用

側頭筋 

https://ja.wikipedia.org/wiki/側頭筋 より引用

外側翼突筋(上頭)

https://ja.wikipedia.org/wiki/外側翼突筋 より引用

内側翼突筋 

https://ja.wikipedia.org/wiki/内側翼突筋 より引用

開口筋

顎舌骨筋 

https://ja.wikipedia.org/wiki/顎舌骨筋 より引用

オトガイ舌骨筋 

https://ja.wikipedia.org/wiki/オトガイ舌骨筋 より引用

顎二腹筋

https://ja.wikipedia.org/wiki/顎二腹筋 より引用

外側翼突筋(下頭)

https://ja.wikipedia.org/wiki/外側翼突筋 より引用

咀嚼運動に関しては、閉口と開口があるが、閉口筋が優位に働く事は想像に難くない。

一般的に開口筋は馴染みのない筋ばかりで、その重要度はあまり知られていない。

ナチュラリゼーションの顎ワークは開口運動であり、開口筋群を機能させる事によって閉口筋とのバランスを取る意味がある。

ここで重要な事は、開口筋群の多くが舌骨に付着している事である。

咽頭部の解剖図を次に示す。

開口筋群が付着する舌骨は、気道のすぐ前部に位置している。

そのため筋のバランスによっては、気道を圧迫する可能性が十分にある。

開口が十分に出来ない人間の特徴として、この舌骨の後方への変位が考えられる。

舌骨は舌を動かす筋群とも連動していることから、舌の運動機能不全によっても後方への変位が起こりうる。

さらに特筆すべき事は、この舌骨は下顎と頭蓋骨だけではなく、胸骨と肩甲骨にも筋を介していることである。

下顎、頭蓋骨、胸骨、肩甲骨の4点の中心である舌骨は、この4点の連動性によってその位置が決まると言える。

つまり、顎関節の運動は舌、頸椎、胸骨、そして肩甲骨の動きと連動しているのである。

この連動性の破綻は舌骨の位置を歪め、気道を圧迫しうるのである。

ナチュラリゼーションの顎ワークの意味はここにある。

頸椎の伸展と顎の開口は連動して起こり、顎関節の機能不全はこの連動運動によって改善される。

現代人に多いストレートネックや無呼吸症候群は、別々のものではなく原因は同じであると言える。

顎ワークで正常な鼻呼吸が獲得できるという原理は、4点の連動性により舌骨による気道の圧迫を除去できるからである。

前十字靭帯完全断裂の症例報告 ケース4 ACL tear case 4

注目

ACL Online Therapy for natural healing

ACL tears heal without surgery

前十字靭帯断裂の自然治癒療法

日本人 男性 28歳
職業 空手家
2019年6月に空手の試合中に左膝前十字靭帯を損傷した。手術をしない治療法を探して8月に当院を受診した。受傷後2ヶ月を経過していたがナチュラリゼーションによる保存的再生療法を開始。約3ヶ月の治療経過を報告する。8月の初診時の問診では、日常生活には不安は無いとのことであったが、左膝の可動域が若干制限されていた。徒手治療により可動域制限を取り、ナチュラリゼーション療法を開始。毎日1〜2時間のメニューを3ヶ月間継続した。6月5日と11月14日のMRIを比較すると、断裂した前十字靭帯が修復してきていることを確認した。11月来院時の報告では、空手の練習を既に開始しており、患部に痛みや違和感を感じることなく生活出来ている。練習強度を段階的に上げていくことを許可した。今後も経過観察をしていくことで確認。

2020年2月27日に撮影したMRIを下に示す。前十字靭帯の明らかな連続性を確認した。受傷後8ヶ月、治療開始から6ヶ月で前十字靭帯損傷が自然治癒したことを認識した。患者は既に空手の試合に向けて強度の高い練習を違和感無く行ってきた。競技復帰への許可を出した。

受傷後8ヶ月 8 months after the injury

Patient information
Japanese, 28 year old, male, Kyokushin Karate Athlete
He ruptured his left anterior cruciate ligament during a karate competition in June, 2019. He wished his recovery without a surgery, and he found the Naturalization therapy. He first visited me in August. His left knee had some restriction of its range of motion, and also had some instability in the joint. He started the Naturalization therapy, and I told him to do the exercises specialized for healing ACL for 1-2 hours every day. He has been continuing the exercises for three months. The MRI pictures above show that the torn ACL started to heal gradually. According to his report, he started practicing Karate, and he doesn’t have any pain or complication for doing it. I permitted him to increase the intensity of Karate practice. We still continue to see the further healing and improvements at least for another 6 months.

The last MRI picture above was taken 8 months after the injury, and it shows almost complete healing of the torn ACL. On the functional meaning, he has practiced Karate with competitive intensity for 3 months without any complication.
On this day, I permitted him to attend a competition.

2019年7月のレッスン&セミナー情報 Naturalization seminar in July,2019

2019年7月のセミナー&レッスン情報を更新しましたのでお知らせ致します。

7月7日(日)渋谷ナチュラリゼーションセミナー

0歳~一般、アスリートまでご参加頂けます。

会場:HATCHI 渋谷宇田川スタジオ 渋谷駅徒歩8分

①10:00-11:30 ②11:30-13:00 ナチュラリゼーションのスタジオレッスン。あらゆる競技のアスリートから体にお悩みのある一般の方までご参加頂けます。

受講料(税込)
プライベートレッスン 学生以下 2万円、一般 3万円

グループレッスン お一人様 学生以下 1万円、一般2万円

京都でのプライベートレッスンは常時受け付けております。

会場:松本じゅん接骨院

京都レッスンは料金は異なります。
ご予約お待ちしております。

お問い合わせ

ivanivankov@yahoo.co.jp

松本じゅん接骨院 075-741-6595 or 090-5659-0341

Naturalization Seminar will be held in Tokyo, June 2,2019. In this seminar you can learn the essences of Naturalization step by step. Naturalization is the name of the exercises which are based on the evolution and the development of human beings. Many of the musculoskeletal disorders are caused by the lack of  the development movements during 0-year old age. In this seminar, you will learn:

  1. Learn the 0-year old exercises precisely, and why those are important for our healthy life.
  2. How to overcome musculoskeletal disorders by Naturalization approach.
  3. How to improve physical abilities by Naturalization exercises.

Naturalization exercises involve all of the body parts and let them move with natural coordination. As you complete all of the exercises, you will retrieve natural body and movements.

 

[wpvideo 84ZGaNng]

Tokyo seminar

Date: July 7,2019

class 1 10:00-11:30, class 2 11:30-13:00

Place: HATCHI Udagawa studio

Fee: private lesson 30,000 yen for one seminar

group lesson 20,000 yen for one person for one seminar

Entry qualification: Anyone

Kyoto seminar is always open at Jun Matsumoto Natural Therapy Office.

How to entry: Please send the information of your name and the course of your preference via email ivanivankov@yahoo.co.jp

I sincerely appreciate for your interest in Naturalization.

Jun Matsumoto

Running after Naturalization ナチュラリゼーションによるランニングの変化

ナチュラリゼーションを一年以上継続された方のランニングフォームの変化を報告します。

Totonoe Personal Training Studio代表の野路泰徳さんのランニングフォームの半年間の変化です。

彼はランナーではなく、日常的に走ることはされていません。

純粋に体の変化だけで、ランニングフォームがどのように変わっていったのかという動画になります。

This video shows the improvement of the running form of Mr.Yasuhiro Noji,who has continued the exercises called”Naturalization”.

He is the sports trainer, but doesn’t usually run in his daily life. This video tells us that running techniques are not important, but naturalizing the bodies leads us to improve our running form.