第58弾!Born to runからナチュラリゼーションの時代へ2018.12.1

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こんにちは、松本淳です。

今日から12月ですね。

早いですね。

人生が過ぎるのは早いですね。

皆さん、ナチュラリゼーションしてますか?

前回は、四年経って初めて走りたくなる体に気づいたと書きました。

これを十年やったら私はどうなるんだろう?

これは全く予想できません。

もっと自由になっているのか、それとも限界が来て退化しているのか?

三年経った時は、これ以上進化は無いかもしれないと感じていたんですが。

自分自身の体験を考えると、一年や二年で結果が出ますよって人には言えないですね。

商売的にそう言わないと、誰も始めてくれないのは分かっているんですけどね。

時間の掛かる事はみんな嫌!

すぐに結果が欲しい!

お任せください。すぐに結果を出します!

結果にコミットすると謳っていたあの会社も今や赤字転落。

やっぱりやっている事に無理があると、無理の足し算になって限界が来るんですね。

これが引き金となって、フィットネスバブルは崩壊していくでしょう。

バブル期というのは、まがい物でも売れるんですね。

バブルが崩壊して、やっと本物だけが残るんです。

治療業界も数年前からバブル崩壊が始まっています。

オリンピック後、消費税増税後におそらく不況がやってくるので、この崩壊現象は加速するでしょう。

私にしたら、早く不況よ来い!っていう感じです(笑)

話を戻しましょう。

このメルマガでも何回か書いていますが、この二年間ずっとトレーニングを一緒にしてきた仲間がいます。

西澤君っていう方なんですけど、先日の福知山マラソンで裸足フルマラソンの日本記録を樹立しました。

別に裸足ランニングを目的としていないのですが、ナチュラリゼーションを続けた結果、裸足でも走れたという感じです。

靴を脱いで裸足になれば怪我が減って、速く走れる?

という謳い文句は、ベアフットシューズを売りたい人達の夢物語であった訳です。

そう言っている人達が、治療家で実際はベッドで揉みまくっていたり、アキレス腱断裂していたりというのが現実です。

やっぱり嘘は、最後には淘汰されていくんですね。

西澤君は去年も福知山マラソンを走ったんですけど、疲労骨折寸前までなって、その後2か月は走れませんでした。

ナチュラリゼーション一年目の彼の姿でした。

二年目の今年は、走った後も状態が良かったです。

これが彼の二年間の成長なのかと感じました。

彼は速いですけど体のベースが貧弱で、ずっと無理して走ってきてたんですね。

体のベースを作り直すというのは、おそらく十年掛かる作業なんだと思います。

セミナーに通って頂いた楠山さんも、50歳を超えて更なる進化を体験されています。

彼もランナーで若い頃にサブ3を達成されましたが、歳と共にタイムは落ちていきました。

歳と共にきつい練習が積めなくなっていたのですが、最近は月間600キロ走れる体になったと言っていました。

ナチュラリゼーション一年目の方ですが、そういう体験談を話されていました。

治療家やトレーナーは、主観的評価の物差しとなる自らの体を鍛錬し続けねばならない。

並みの体では、並みの治療しかできない。

今年のプロフェッショナルセミナーも終了しつつあります。

一年間のプログラムにして良かったなと思います。

来年からは中級コースも新設します。

来年も沢山の方々にお会い出来ることを楽しみにしてます。

では、またお会いしましょう!

VALETE!

第57弾!Born to runをもう一度。2018.11.15

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こんにちは、松本淳です。

残念ながら、今年の流行語大賞にナチュラリゼーションはノミネートされませんでした!

かすりもしてないので当然ですが(笑)

流行とは流れて行くと書くので、そのうち消えていく物なんですね。

だからナチュラリゼーションは流行にしたくないのが本心です。

前回紹介した競輪選手のたまご君は、残念ながら競輪試験には合格出来ませんでした。

練習では合格タイムを出していたのですが、本番では緊張したようです。

ナチュラリゼーションを始めて一年で結果が出る事は殆ど無いので悲観はしていません。

ナチュラリゼーションが誕生する以前は、一年もあれば結果は出ていました。

目先の結果は出るんですが、その後の伸び幅が小さいというか、停滞する選手も結構いました。

私は、その頃ずっと悩んでいましたね。

結局、伸びしろ広げないと成長し続ける事は無いと痛感しました。

ポテンシャルというのは、幼少期のうちに決まっていて、練習でその伸びしろを使い切る訳です。

10のポテンシャルがあって、10の練習をしたら、10の結果が出る。

10のポテンシャルで、8の練習をしたら、8の結果が出る。

しかし、8のポテンシャルで、10の練習をしても8までの結果しか出ないんです。

ですから、10の結果を出したいなら、ポテンシャルを10にする作業をしないといけないのです。

現代の文明化された社会では、赤ちゃんは十分に必要な運動が出来ていません。

ポテンシャルというのは、その時期に決まると考えると、ポテンシャルを上げるには、その時期の運動をやり直すしかないのです。

そういう仮説から生まれたのが、ナチュラリゼーションなんです。

三年前に、ある陸上選手が私の元でナチュラリゼーションを始めました。

高校駅伝では活躍した選手ですが、大学へ入って怪我をしたりして伸び悩んでいる子でした。

要するに、伸びしろを使い切った感がありました。

2年で体が別人のようにナチュラルになり、3年目で走りもガラリと変わりました。

しかし、この3年間結果らしい結果は出ていないんですよ。

本人曰く、体が変わってしまったので、走りがまだフィットしきれていない段階ですと。

走りがフィットしていくまでには、もう少し時間が必要なようです。

大学で結果が出ないと、競技は大学で引退していくいく選手が殆どです。

でも彼女はポテンシャルが上がった事で、可能性を感じているので実業団で走る事を決めました。

もう限界か、まだやれそうという感覚は本人が一番分かるものです。

ナチュラリゼーションをやっている選手は、自分に可能性を感じるので続ける選手が多いようです。

実は、私にも同じような現象が起きています。

私はこの一年くらい走るのを止めていました。

ナチュラリゼーションを三年やって、ぼちぼち走っていたのですが、そんなに進歩した感じがありませんでした。

走って疲労が溜まると、脚のラインが崩れるのが嫌だったんですね。

そして何よりも、無理して走っている感じが嫌でした。

そして、一年くらい間隔を空けて、また秋から走り始めました。

今日は走ろうかどうかと以前はかなり決心が必要だったんですが、最近は躊躇なく走れるようになったんですね。

アフリカ人のように肘を深く曲げて走るフォームにも違和感を感じなくなりました。

走る時に肩が上がらなくなった。

数えればキリがないですが、一年ぶりのランニングは新鮮な事ばかりでした。

選手を観察して客観的に感じていた、体が変わって2年経ってから走りが変わる現象を自分で感じたのです。

陸上の彼女を観察して変化するまでの2,3年って長いなと感じていましたが、私は4年以上経ってやっと走りが変化してきました(笑)

やっぱり二十歳と四十歳は違うのですね!!!!

体がナチュラルになると、自然と走りたくなる。

そう偉そうに人には言っていました。

最近、自分でやっとそれを感じるようになりました(笑)

現代人は走れなくなっても終わりではありませんが、野生動物は狩りが出来なくなるので終わります。

走らないといけない!よりも、走りたくなる体を取り戻しましょう。

Born to run,走る為に生まれたとは、本当はそういう意味なんですね。

Rinascervi!

第56弾!アウェイの洗礼を浴びよ。2018.11.1

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こんにちは、松本淳です。

気が付いたらもう11月ですねー。

そう言えば去年の今頃は、ドラフト会議で一喜一憂していました。

今年も狙っていたんですけどね、春に怪我して終わってしまいました(涙)

二年連続プロ野球選手誕生なんて、現実的にはかなーり難しいのですね。

今年四名もプロを輩出した大阪桐蔭高校でも、去年はゼロでしたからね。

今年はプロ野球選手誕生は成りませんでしたが、プロ競輪選手は誕生するかもしれません。

一次試験の結果は来週発表なので、楽しみにしています。

今年の試合もほぼ終わり、あとはケニア人の弟が海外レースで走るくらいです。

そのうち結果が出ると信じているので、皆さんどうかご支援お願いします!!!(涙)

それはそうと、先日医療関係の講演会に行ってきました。

講演会とか講習会なんて今まで行った事は皆無だったんです。

私のこれからのテーマは「下山」と考えているので、人が集う所に行ってみるという行動を始めています。

山の頂上だけを目指して登ってきたので、一般の人が何を考えているのか全く分からなくなっていました。

そういう訳で講演会に行ってみたのであります。

ある医者が肩とか膝の最新医療について語っていたのですが、全く面白くない。。。。

しかし、沢山の人々は熱心に聞いてられるんですよね。

このギャップというか、アウェイ感にはびっくりしました。

十年間ガラパゴス島にいてて、初めて海を渡った感覚を覚えました。

私の常識と世間の常識はこんなにも違うのか!

世間と言っても医療関係者ですよ。

前十字靭帯の手術後のリハビリを動画で紹介されてて、聞いてる方々は感心しているこの光景!

うちだったらそんなリハビリしなくても綺麗に、自然に治っているのに。

あっちの世界に染まるつもりは無いですけど、この世界の人を変えるのは並大抵の事では無いとも思いました。

マルコポーロの東方見聞録では無いですけど、あっちの世界ではこんな風に生きてるいるようです!

向こうからしたら、私はアマゾンの原住民かもしれませんが(笑)

修行の為に、講演会後の懇親会なるものにも参加してきました。

完全アウェイですけどね。

私は一匹狼で生きてきたので、アウェイでも全然平気なんです。

海外へ行ったらアウェイですしね、同じです。

大阪なおみさんのように、アウェイで喝采されてこそ本物ですよ。

懇親会でも一人だけ、私を気に入ってくれている先生がいました。

十年以上前に大学で教わったトレーナーの先生なのですが、SNSで私の動向をずっと見ていたそうなのです。

「お前はホンマもんやな。俺には分かる。」

お前が!お前が!お前が!と、久しぶりにお前呼ばわりされるのに感動しましたね(笑)

人にチャンスを与える生き方をしていると、チャンスを与えてくれる人がやってくる。

コンビニ募金をすると、やたらとコンビニのクジで景品が当たるという不思議(笑)

やっぱり、人の為にギブ&ギブで生きないとあかんのですね。

ほな、おおきに!

第55弾!前十字靭帯の保存的癒合の最新レポート 2018.10.15

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こんにちは、松本淳です。

今年6月のメルマガで、前十字靭帯の保存的癒合に成功したレポートを書きました。

今回は、受傷後7ヶ月目の経過報告をします。

3ヶ月目のMRIで画像上では癒合が確認出来ましたが、実際の運動機能はどうなのか?と疑問を持っていた方もいたでしょう。

私も患者がどの程度、機能を回復しているのか大変興味を持っていました。

遠方の方なので、今回の診察は4ヶ月ぶりです。

前回の3ヶ月目では、日常生活では問題は無いが、時々膝に違和感を感じる事があったようです。

それでも、3ヶ月目から肉体労働を始められて、4ヶ月目位までは作業中に違和感を感じた事もあったようです。

しかし、5ヶ月目以降は日常生活でも肉体労働でも、痛みや違和感は無いようでした。

そして、7ヶ月目の今回は、画像と運動機能を評価したものを簡単に動画にまとめてみました。

7ヶ月目のMRI画像では、3ヶ月目よりはっきりと断裂した靭帯が修復しているのを確認できました。

前方引出しテストという、関節の緩さを確認するテストでも、全く異常が見られませんでした。

これには私は驚きました。

私の予想では、関節の緩さは残るだろうと予測していたからです。

大腿四頭筋の筋委縮も無く、視覚では左右差は全く確認出来ませんでした。

次に、運動機能を評価しました。

屈伸運動や、片足ジャンプ、サイドステップ等を評価しましたが、殆ど異常は見られませんでした。

こんなに綺麗に治るものかと驚きを隠せませんでした。

前十字靭帯再建術では、あんなにも苦しいリハビリを経て、しかも、後遺症が残り再断裂率も高いのに。

この患者は、最初の1ヶ月位は不便な状態でしたが、それ以降は何の苦痛も経験せずに現在に至っています。

最初の3ヶ月は、毎日2時間ナチュラリゼーションをやってもらいましたが。

今回の症例を見て思った事は、前十字靭帯断裂でも保存的癒合治療を行えば、半年でスポーツに復帰できるかもしれません。

手術よりも早い、そして後遺症も無い。

この治療を世に広めて、一人でも多くの十字靭帯損傷で苦しむ患者を救いたいと改めて決意しました。

今後、この治療法が出来る治療家を増やしていきたいと考えています。

こればっかりは信用出来る人にしか教えられません。

まずはプロフェッショナルセミナーにご参加されて、ナチュラリゼーションをしっかりと勉強してください。

お待ちしています。

Ci studiamo insieme!

第54弾!治療法選択の自由、アハハン。2018.10.1

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こんにちは、松本淳です。

いやぁ、貴乃花引退のニュースは衝撃ですね。

戦う人というのは常に敵がいて、負けると排除されるんですね。

ずっと動物の動画見てて思うんですが、人間も動物もやはり『種の保存』という本能に従っているんですね。

ライオンの群れではボスは一匹で、縄張りを冒すものは全て殺す訳です。

群れの中では誰が何番かという個の保存、群れや多種との争いでは群れの保存しか考えないのです。

世の中に善悪など無くて、種の保存という本能を持った種同士の争いなんですね。

人間は賢いので、言い分や言い訳を創造出来ますが、結局は種の保存に従っています。

残念ですけど貴乃花は、群れの戦いに負けた訳です。

ライオンにはライオンの正義があり、ハイエナにはハイエナの正義がある。

俺が捕まえた獲物を横取りするハイエナは間違っとる!

ライオンだけに独り占めされたら我々は生きていけない!

善悪なんて相対的なもので、どの種、どの群れ、どの時代に属しているかで全く違うもの。

しかし、我々はホモサピエンス(homo sapiens)なので賢さを持っています。

善悪は相対的ですが、優劣は絶対的なものです。

種や群れといったコミュニティー同調圧力に支配されて、優劣の判断を誤る事は愚かな事です。

我々人間は、自分が属しているものが正しいと思いたい。

あなたが鍼灸師なら鍼灸が一番だと思いたい。

あなたが医者なら手術が一番だと思いたい。

あなたがヨガをしていたらヨガが一番だと思いたい。

私もナチュラリゼーションが一番だと思いたい。

この思いに縛られると優劣の判断を誤ります。

去年の夏にアキレス腱断裂をしたランナーの方がいまして、私に電話だけくれた事がありました。

一度電話だけくれて、その後来る事はありませんでした。

後で分かったんですが、その方は私とアンチのグループに属している方でした。

その方は私の所に来る以外の道を模索し、独自の治療法を選びました。

一年以上経って、結局ちゃんと治らなかったんですね。

アンチグループの方達は私以外の治療法を選んだ彼を応援していましたけどね。

これは最近あった、コミュニティ同調圧力に支配されて、治療法の選択を誤った例です。

腰痛や五十肩程度の治療では、なかなか優劣は分かりませんが、アキレス腱断裂や前十字靭帯断裂などの大きい怪我では、結果の優劣は明確になってきます。

そのような大きい怪我は病院へ行きますから、世の中は病院で治療を受けた人ばかりになります。

病院で治療を受けた人コミュニティの中では、その治療を良しとする同調圧力を受ける事になります。

腰痛程度なら、治療院 3対7 病院くらいのコミュニティバランスになると思いますが、前十字靭帯断裂などは、私 1対100万 病院くらいのバランスになって到底勝ち目はありません。

このコミュニティバランスでは、私は完敗します。

しかし、結果の優劣は示されます。

コミュニティに支配されず、優の治療を選べた人が得をする。

トレーニング法もしかりで、トップアスリートのガチンコの世界でやらないと優劣が付きませんね。

まあ、それはそうと、もう十月ですね。

今年のプロフェッショナルセミナーももう終盤に入ってきました。

初めての一年間プログラムですが、一年やると優劣は付きますね。

好き嫌いじゃないですよ、優劣です、はい。

2019年のプロフェッショナルセミナーも参加者募集中です。

百聞は一見にしかず。

百聞は一セミナーにしかずです。

お待ちしています。

Vi naturallizzate!

第53弾!十年間の軌跡 2018.9.15

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こんにちは、松本淳です。

前回のメルマガで、屋根のアンテナが台風で倒れたと書きましたが、

一週間後にもっと強い台風が関西を直撃しまして、関西は大打撃を受けました。

山に囲まれている京都は台風の被害が少ない方なんですが、今まで生きてきて最大の暴風でした。

前回は台風に負けて、ナチュラルでは無い自分を嘆きましたが、今回の台風では挑もうとも思いませんでした。

本当の賢いナチュラルは、自然災害では逃げるか、大人しくじっとする事かですね、はい。

それはそうと、気が付いたら今日は9月15日です。

良く考えたら、明日9月16日で松本じゅん接骨院を開業して十周年なんですよ。

あまりアニバーサリーとかは気にしないんですが、もう十年経つのかぁ。。。と感慨深い気持ちです。

開業一年目のペーペーの頃は、普通にベッドで治療していました。

電気してマッサージして、また来てくださいねと言う毎日でした。

高齢者の患者も沢山来ていました。

治らない患者をリピートさせているだけの毎日でした。

まあ、治療で楽になるし、患者は喜んでくれていましたよ。

でも治していない患者が通い続ける現実に、精神的に苦しくなり、私も病気がちになり、

二年でその場所から立ち去りました。

今の場所に移ってからは、治して通わせない事を誓ってやってきました。

どうしたら治るかを追求した結果、ナチュラリゼーションが生まれた訳なんです。

ベッドも棄ててナチュラリゼーションだけをするようになってからは、高齢者は来なくなりました。

精神的には楽になりましたが、高齢者恐怖症というのはずっと持っていました。

しかし、開業して十年が経った今、やっと気付いた事があるんです。

もう、ベッドの上でも治せるし、高齢者も治せるなと。

十年経って、やっと高齢者恐怖症を克服出来たんです。

治療家というのは大体、経営者タイプか職人タイプに分かれます。

私はそのどちらでも無く、開発者タイプなんです。

この十年は、まさしく開発の十年でした。

市場とか需要を全く無視したからこそ、開発だけに専念出来たんです。

これからの十年は職人になろうかなと考えています。

普及の為に、市場に合わせて生きて行こうかなと思います。

拠点も今のままか、拠点無しでフリーでやるか、雇われるかはまだ考え中です。

新しいご縁もあって、来年も東京でのセミナーやレッスンは行う予定です。

最近、愛知からのご縁が出来てきまして、もしかしたら愛知で何かするかもしれません。

まあ、そんなこんなの十周年ですが、今後とも宜しくお願い致します。

Ciao ciao!

第52弾!ナチュラリゼーションの臨床応用を考える。2018.9.1

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こんにちは、松本淳です。

先日の台風で院のアンテナが倒れました。

アンテナがご近所に落ちたら一大事なので、屋根に登って直そうとチャレンジしました。

登れそうな所には電線もあり、屋根も雨で滑りやすく、強風もあって断念しました。

俺はまだまだナチュラルじゃない。

何という敗北感。

野生のヒョウならひょいひょい登れるのに。

やっぱり野生動物は凄いですよ。

何年もずっといろんな野生動物の動画を見ているんですが、人間も野生動物も本能的にはやっている事は同じなんですね。

結局は、種の保存という本能に支配されています。

動物達は限られたエサを捕る為に戦い、人間はお金の為に戦う。

戦う為にはテストステロンという男性ホルモンを必要とする。

ナチュラリゼーションをすると副交感神優位になり、心も落ち着いてリラックスするんです。

私もここ数年はずっとリラックスモードで、欲も無くなり、戦闘モードにならないんです。

しかし、ここ最近はまた走り出してまして、今までに無かった感覚が湧きあがってくるんです。

その感覚とは、テストステロンが分泌されて攻撃的な気持ちになる事です。

そして、ふと思ったのは、ナチュラリゼーションはエサを捕れるようになる為にDNAに刻まれたものかもしれない。

ナチュラリゼーションの最中は愛して下さいモードになって、ナチュラリゼーションで体の自由を手に入れると、

狩りを始めて戦闘モードになる。

私は四年間のナチュラリゼーションを終えて、やっと狩りを始める戦闘モードになったのです。

繁殖期に入った雄ライオンのテストステロンは凄まじく、歩くだけで回りの動物達はざわめき、雌ライオンをもまた緊張させる。

雄ライオンを恐れているけど繁殖したいというゾーンに入るんですね。

何を言いたいかと言いますと、テストステロンが出ると、周りの反応が変わるんです。

同じメッセージでも、伝わり方が強力になるんです。

別に私が誰かを襲う訳ではありません(笑)

先日、あるマラソンのトップアスリートからレッスンの依頼がありました。

テレビでは見た事はありますが、まだ会った事も無いですし、関係者も知りません。

私のテストステロンに反応したんだろうなぁと感じました。

その選手もおそらくは崖っぷちにいて、一大決心をして変わろうとしているんだと思います。

じゃないと得たいの知れない私の所には来ないでしょう。

崖っぷちってピンチですど、変わるチャンスなんですね。

私は崖っぷち人間が大好きです。

話は変わりまして、また最近、病院スタッフとして時々アルバイトしています。

前十字靭帯断裂の症例を集める目的もあります。

テストステロンが出ているでしょうか、結構攻撃的になっています。

レントゲンでは骨折の疑い、私の所見は骨折では無い。

医師サイドが固定のオーダー出しても、無視してダイナミックアーチをやるのみ。

30年病院やってきて、骨折で固定しないのは君だけだ!

でしょうね(笑)

慢性的な痛みで通われている高齢者の方々も多い病院です。

去年来た時は、そういう高齢者にナチュラリゼーションを指導するのは難しいと諦めていました。

最近思うのは、熱意があれば高齢者もナチュラリゼーションをやり始めるという事です。

やっぱり人を動かすには、テストステロンが必要なんですよ。

その代り、結果を出さないとやってくれないですよ。

これをやったら良くなっていくという体験をさせてあげないといけません。

高齢者の通う病院なんて、大体皆さん顔見知りなんです。

ある意味コミュニティー化していて、スポーツチームと同じ現象が起こります。

一人が変わると連鎖的に皆変わっていくんです。

他のスタッフは、なかなか自主的にリハビリをやってくれないんですよねと言います。

正直に言うと、やっても結果が出ないからやらなくなっただけなんです。

弱い部活と一緒で、練習してもどうせ勝てないっすよとなるんです。

そんな感じで、これからは他の病院や治療院にスタッフとして入っていこうかなと思います。

稼ぎ方教えます!と謳う治療家コンサルタントは今流行りですが、私は治し方を教える治療コンサルタントです。

興味のある方はご連絡下さいませ。

そして、2019年のプロフェッショナルセミナーの募集が始まりました。

来年からは初めての中級コースを開催します。

新しい方々にお会い出来るのは楽しみです。

では、またお会いしましょう!

VALETE!

第51弾!あれから四年。何が変わり、変わらなかったのか?2018.8.18

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こんにちは、松本淳です。

お盆どすえ。

京は39度地獄も通り過ぎて、やっといつもの夏らしくなってきました。

皆さん、どないお過ごしどすか?

私はいたって元気で、ナチュラルな日々を過ごしています。

週3でナチュラリゼーション朝練なるものをやっているのですが、

夏はサウナの中でやっている感じがします。

公園の芝生の上で90分程ナチュラリゼーションをやってから、他のトレーニングをしたり、走ったりしています。

ナチュラリゼーションは外でやるのが一番です。

暑くても、寒くても、びしょびしょになってもやるんです、はい。

室内でちょこまかやってもやった気があんまりしないです。

朝練は練習パートナーと二人でやっているんですけど、彼がまた私と正反対で面白い。

あまりにも怪我が多すぎて陸上選手を断念した人なんですけどね。

彼の復活もかねてやっているんですけど、怪我するタイプの人はこうなのかといろいろ考えさせられます。

彼とは一年半くらやっているんですけど、ナチュラリゼーションで何度も壁を越えてきました。

彼の場合、越えても越えてもまだまだ壁があるんですよね。

壁がやってくる度に、私も悩み、そして新たな発見をさせてくれるんです。

まだ公開していないですが、ハイハイXX(ダブルエックス)なるメニューを考えつきました。

ハイハイの姿勢で骨盤と肩甲骨に私が乗るんですけど、これがガンダムを操縦している様で面白いんです。

原始的運動メニューであるハイハイでも人によってかなり癖があるんです。

皆さん正しくやっているつもりですからね。

それを私が操縦して矯正していくんです。

操縦はかなりテクニカルで、私の操縦次第で如何様にでも変わりそうな気がしています。

成長してから学んでしまった間違った運動パターンを直すのは簡単ではありません。

赤ちゃんなら良いんですけど、大人ですからね、消去しないと正しい動きが身に付かないのかなと思います。

矯正も原始的運動メニューで行わないと失敗するように思います。

走り方をただ矯正しても大体失敗に終わりますからね。

題に書いたように、ナチュラリゼーションが誕生して今年で四年になります。

長い年月やってきた感覚なんですが、まだ四年なんです。

治療をする必要が無くなり、私がベッドまで棄ててしまった事は皆さんご周知だと思います。

絶対無理と言われてきた前十字靭帯断裂も、ナチュラリゼーションで自然修復出来るまでに至りました。

スポーツのパフォーマンアップに関しては、まだまだ効果を断言しきれるまでには至っておりません。

今年もプロ野球選手が誕生したら、ちょっとは断言しようかと思っていたんですけどね、まだまだです。

大阪桐蔭でも二年連続でドラフトに掛かる事は無いんですけど、私は諦めません(笑)

しかし、治療効果の他に断言出来る事が一つあります。

それはナチュラリゼーションを何年もしてきた人は、皆さん綺麗な体になっています。

何故綺麗かと言えば、体の癖が無くなるからだと考えています。

自然界の動物は同じ種であれば、ほぼ同じ形をしています。

多少の個体差はあっても、ほぼ同じなんです。

自然界では、ほぼ個性は無くなります。

自然に近づけば近づく程、癖や個性が無くなる。

だから自然の美しさを出せるんだと考えています。

いつも読んで頂いてありがとうございます。

Arrvederci!

第50弾!いつかの少年、いつかの少女。2018.8.1

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こんにちは、松本淳です。

今年はとんでもなく暑い夏が続いてますが、皆さん体調は大丈夫ですか?

私はクーラーでお腹がやられてしまうので、腹巻きを手放せません。

お腹が冷えると夏バテが酷くなるので、暑いのに鍋ばっかり食べています。

先週末は横浜と東京でレッスンだったのですが、台風に遭遇してしまいました。

東京に行く度に台風に出会っているよう感じです。

雨男ならぬ、台風男です、はい。

格好良く言えば、嵐を呼ぶ男。

土曜日は横浜で大学生の陸上選手の指導をしてきました。

この子とは三年間の付き合いですが、ずっとナチュラリゼーションを続けてくれています。

一年で体が変わり、二年で走りが変わり、三年で結果は付いてくる。

そんな事をずっと言ってきましたが、これは順調に行けばの話です。

体はすくすくと順調に変わって行ったのですが、走りが中々変わらない日々。

怪我もあって結果が出ない日々が続き、去年辺りはもう陸上辞めますと言っていました。

今年に入ってから位でしょうか、走りがやっと変わってきました。

春先の試合も結果は出ずでしたが、走りは確実に変わっていました。

四年生なので夏に結果が出ないと引退なんですね。

先週の日曜日に記録会があって、やっと全日本インカレの参加標準を切れました!と泣きながら電話がありました。

春からは実業団への入社も内定したらしいのでほっとしています。

話は変わって7月の中旬に京都選手権という陸上の大会がありまして、ある子の応援に行きました。

以前にもこのメルマガで彼に付いて書いてきましたけど、もう7年の付き合いになります。

大学に入ってからは一年に一回会うか会わないかで、去年もこの大会で会って少し話をしただけです。

今年はどうしよか悩んでいました。

会った所で彼の力になれるのか?

100メートルの京都中学記録保持者なんですけど、未だにその記録を超えられない。

絶不調からは抜け出した感じですが、まだまだスランプの中にいるんですね。

彼が今まで何に悩んで、何故スランプに陥ってしまったのかを私は何年も考えてきました。

今年の最初位に、骨盤支持力を高めるトレーニングを考案したんです。

彼の不調の原因はここなのかなという直観がありました。

いつか彼にこれを伝えようと温めていました。

私が教えられる事はこれが最後かなという思いで先日会って教えました。

天才なんで感覚的に一瞬でトレーニングの意味が分かるんですよ。

これから彼がどう変わっていくかは分かりませんが、引退するまで応援しています。

私は皆、こんな感じで選手達と関わっています。

誰一人、簡単な子なんていません。

私は結果を出しているように見えるかもしれませんが、こういう長い過程の結果、たまたま良い結果が生まれているに過ぎません。

同業者からは、何でお金にも成らない選手の応援なんかに行ってるの?とか言われますけどね。

どん底の選手を何とかしたいとい環境で新しい発見があるんです。

私にとったらどん底選手は宝の山です。

さて、話はまたまた変わってある一般の方からこんな質問を頂きました。

個人的な悩みで恐縮ですが、オーバープロネーションの対策?と、オーバープロネーションランナーへのおすすめシューズ。

インソールの効用。と言った所が興味あります(^^;)

ナチュラリゼーションをされている方なら、まだそんな事で悩んでいるの?と思うかもしれませんが、

世間一般の認識はまだこういう感じなんです。

一言で答えを言いますと、内股だから足首が内に倒れるだけなんですね。

だから内股を直せばオーバープロネーションも直るし、対症療法のインソールも必要無くなります。

皆さんはお分かりですよね。

ずりばいをして、ターンアウトして、カエルのポーズが出来たら直りますね。

トップアスリートのトレーナー達の間でも、こういう根本治療はまだ認知されていません。

ですからナチュラリゼーションが広がるチャンスは沢山あると思っています。

いつも読んで頂いてありがとうございます。

VALETE!

第49弾!あなたも私も発達障害者である。2018.7.15

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こんにちは、松本淳です。

日本は負けましたけど、ワールドカップもやっと終わりましたね。

クロアチア凄いですね!

これを書いている今はまだ決勝前ですけど、優勝はクロアチアと予想していますw

理由は、内戦を経てあんな小さな国でも決勝まで来た事に応援せずにはいられないからです。

裕福なフランスと貧しいクロアチア。

スポーツってお金だけでは勝てない所がおもしろいですね。

ワールドカップも終わって、次は高校野球の季節ですね。

興味無い人はすいません。

今年もナチュラリゼーションからプロ野球選手が出るのでしょうか?

私が今年一番期待している子がいるんですけどね。

直前の情報では肘を痛めているという(涙)

春の大会が終わってから一日600球投げさせられたらしいのです。

アホなコーチがいるもんです。

ほっといたら普通に成長するのに、ほっとけないんですよね。

結果に目が眩むとそういうアホな指導をしてしまうのですね。

高卒ドラフトでプロへ行って欲しいというのも私のエゴなんですよね。

そういう夢はありますけど一切押し付けたりしません。

私が無理やり介入して、何とか投げられるように出来ない訳ではありません。

将来があるので、今は無理させないというのが彼にとっての一番だと思っています。

凄いコーチだと思われたいから選手の将来を無視して今に執着してしまう。

このコーチという言葉を治療家に置き換えても同じなんですね。

凄い治療家だと思われたいから選手の将来を無視して今に執着してしまう。

先日、セミナーに来ているある若い治療家とその話をしました。

『今すぐ何とかして下さいという患者の期待に負けていないか?』

今すぐ痛みを取らないと、患者が離れて行きそうで怖いと言っていました。

痛みを取るだけの対処療法は沢山あります。

しかし、その場限りの鎮痛剤的な治療を繰り返しても、その選手はいずれ潰れます。

ナチュラリゼーションを極めれば、鎮痛剤的治療にも負けません。

自然な動きを獲得でき次第、痛みは消えます。

ナチュラリゼーションを極めれば、前十字靭帯をも自然治癒させる事が出来ます。

ナチュラリゼーションは現代人が苦しむ現代病の病因が、発達障害にあるという仮説から生まれたのです。

自然に生きていて病気になるはずが無い。

自然に走って跳んで怪我をするはずが無い。

胎児の時期も含めて現代人は必要十分に発育をしていない。

発達障害と言うと障害者というカテゴリーに聞こえるかもしれませんが、多かれ少なかれ発達不良というのは誰にでもあるのです。

発達障害の度合いが大きいと、障害者とカテゴライズされているに過ぎません。

背骨の発達不良が腰痛を生み、

呼吸機能の発達不良が喘息を生み、

消化機能の発達不良がアレルギーを生む訳です。

他にもこういった例は沢山あります。

発達不良だった部分の発育をやり直すだけで、こういった障害が克服されてきています。

この発育による障害克服を無視して鎮痛剤的治療をやる意味は慰安しかありません。

少々時間が掛かっても、発育の再復習による障害克服へと導くのがナチュラリゼーションの意義なんです。

ですから、ナチュラリゼーションは実費治療の一ソフトでは無いんですよ。

私も発達障害者です。

脳の発達が未熟です。

脳のバランスが全く取れていない。

おそらく未熟な部分を補う為にある部分だけ異常に発達したのかもしれません。

自分では治し方が分からないんですよね。

どなたか治してください。

では、またお会いしましょう。

いつも読んで頂いてありがとうございます。

VALETE!