0歳児運動のずりばいによって股関節の動きを獲得した後は、赤ちゃんはハイハイを行います。
このハイハイによって骨盤で体重を支持をするという事を学習します。
昔からハイハイをしっかりしていた子は足腰が強いと言われる所以はここにあります。
このハイハイの期間が短いと成長してから骨盤でしっかりと支持出来なくなってしまうのです。
立って行う動作の要である腰が砕けてしまうのです。
成長してからでもハイハイを行っていくと、骨盤支持力は向上します。
成長してからのハイハイは、毎日1キロ、2キロ行わないと未熟な部分を完全に補完出来ないと思われます。
私はおそらく日本で一番ハイハイしてきた大人だと思いますし、また沢山の人々にハイハイを指導してきた経験上、どれくらいやればどう効果が表れるかを観察してきました。
骨盤後傾や臼蓋形成不全は遺伝よりも発達不良の側面の方が遥かに強いのです。
ハイハイに荷重を掛けるという私の新しい手法は、脆弱になった現代人の骨盤力を強力に回復させる手法になるはずです。